花粉症の時期、コンタクトレンズを常用していると、目に違和感や痛みを感じることも。
今回は、花粉の季節のコンタクトの選び方や使い方、目薬やメガネの効果的な使い方をご紹介します。
花粉症でコンタクトレンズを着けた目が痛い時は?
通常、目には涙によってゴミや異物(花粉も含む)を洗い流すという機能がありますが、コンタクトレンズを装着していると、涙による洗い流し機能が低下し、花粉が目の中に残りやすくなります。
また、普通に使用している時でも、コンタクトレンズには汚れが付着します。
連続装用のコンタクトレンズでも毎日のお手入は必要ですよね。
それが花粉の季節になると、花粉も付着し、さらに汚れがひどくなってしまいます。
レンズが汚れていると、目の違和感・痛み・かゆみ・レンズがずれるなどの症状が起こります。
この症状を緩和するには、常にレンズを清潔な状態に保つことが必要になってきます。
毎日きちんとお手入しているのに、目の違和感・痛み・かゆみが治まらないという方は、花粉による汚れが落としきれていないのかもしれません。
かといって、ごしごし擦りすぎるのもレンズを痛める原因になりかねません。
花粉の季節はコンタクトレンズの使用をやめ、メガネにするのが最も良い方法です。
しかし、様々な理由でメガネではなくコンタクトレンズを使用するのであれば、1日使い捨てタイプのレンズをおすすめします。
毎日清潔なレンズをつけることができますので、症状の緩和になるでしょう。
予備を持ち歩き、花粉が多い日に症状が出たら新しいものに取り替えるということもできます。
少々割高ではありますが、花粉症の辛さを思えば他のことを少し我慢して節約するほうがマシではないでしょうか。
花粉症でコンタクト使用時の目薬はどんなものがいい?
症状がひどい場合は眼科で目薬を処方してもらうことをおすすめします。
必ず、コンタクトレンズに使ってもいいか確認してくださいね。
市販の目薬を使用する場合は、必ずコンタクトレンズ用を選んでください。
かゆみが強いのか、目の渇きによるゴロゴロした違和感が強いかなど、症状に合わせて様々なものがあります。
さしごごちもすっきり爽やかなものやマイルドなものまで、お好みで選ぶことができます。
自分に合う目薬があるんだけど、コンタクト装着時は使えないものという場合は、点眼して5〜10分後にはコンタクトを装着して大丈夫ですので、朝起きた時などにさすことで症状が緩和できます。
また、コンタクト用の目薬では症状が治まらない時などは、一旦レンズを外せば使用できます(レンズの再装着は点眼後5〜10分)ので、コンタクト用の目薬と自分に合う目薬をうまく併用して症状を緩和しましょう。
花粉症でコンタクトの上にメガネは効果的?
コンタクトレンズを使用中でも、外出時にメガネをかけることは効果的です。
目に入る花粉を少なくするだけでなく、コンタクトレンズに着く花粉の量を少なくできますので、汚れを軽減することにもなります。
度の入っていない伊達メガネの場合はできるだけ目を覆う面積の広い大きめのものを。
花粉症対策用のメガネですとさらに効果は期待できます。
最近はおしゃれなタイプも多くなってきていますので、一度眼鏡店を覗いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
目はとても大事な器官です。
コンタクトレンズの処方は必ず眼科医にお願いしてください。
できるだけメガネを使用するようにし、1日の着用時間を短くしましょう。
辛い症状が治まるよう、少しでも手助けになれば幸いです。