冬、お布団に入っても足が冷えて眠れない、毛布をかけているのにあったかくならない。
靴下を履いて寝ても足先が痺れるように冷たい。
そんなあなたに、布団の温め方や毛布・布団の使い方、靴下の選び方まで、あったかくぐっすり眠るための方法をご紹介します。
冬にあったかくしてぐっすり眠るためには
湯たんぽ
一番お手軽なのが湯たんぼです。
湯たんぽって足元があたたかいだけで、なんだか頼りなさそうと思っている方も多いでしょう。
私も愛用していますが、寝る10分ほど前に布団の中にセットしておくと、布団の足元全体が温まっています。
そこに足を入れると冷えた足先から全身がほぐれていくような自然なあたたかさで、とても気持ちいいですよ。
いちいちお湯を沸かして入れて、が面倒な方には電子レンジで温めるタイプもあります。
布団乾燥機
布団に入った時のひやっとした感じと布団があたたまるまでの時間が耐えられないと言う方におすすめです。
寝る前に5〜10分ほどかけておけば、ぬくぬくの布団で寝ることができますよ。
ただし、温めすぎると暑くて寝られなくなってしまいますのでご注意を。
ホットカーペット
布団派の方なら、布団の下に小さめのホットカーペットを敷き、寝る前に少しだけつけて布団を温めておくこともできます。
時間と温度はお好みで調整してくださいね。
ただし、つけっぱなしは温度が上がりすぎて逆に安眠の妨げや、体が乾燥する原因にもなります。
寝る前に必ず切るか、切り忘れのないようタイマーをセットしておきましょう。
冬は寝る時の毛布と布団の順番に注意
保温性のいい羽毛ぶとんと毛布を併用しているのにちっとも温かくない、と言う方は順番を間違っているかもしれません。
毛布はどこに使っていますか?
羽毛ぶとんは体温で羽毛が膨らみ、保温性が増します。
ですので羽毛ぶとんは体に直接触れている方が効果が高まるんです。
そして、温まった羽毛ぶとんの上に軽めの毛布で蓋をすることで、保温性が高まります。
なので、毛布は羽毛ぶとんの上にかけましょう。
毛布の肌触りが好きなんだけど、と言う方は布団カバーを起毛素材にするのはいかがでしょうか。
さらに、意外ですが、毛布はかけるより敷く方が保温効果は高くなります。
毛布が1枚しかない時は、掛けるより敷く方がおすすめです。
毛布が2枚あれば体の下と、羽毛ぶとんの上でさらに保温効果が高まります。
敷き布団、毛布、あなた、羽毛ぶとん、毛布の順番ですね。
寝る前に羽毛を軽くほぐしておくと空気を多く含み、保温性が高まるのでさらに効果的ですよ。
ただし、綿の掛け布団(昔ながらの重たいやつです)の場合は逆で、毛布を体側にしてくださいね。
また、布団に入ってもなかなか布団が温まらないというときは、湿気が原因かもしれません。
一度布団乾燥機をかけるか、天日干しをしてみましょう。
冬に寝る時の靴下はどんなものがいい?
足先が冷えるから靴下なしでは寝られない、と言う方も多いでしょう。
でも、靴下を履いているのに足先が冷たくて寝られない、という経験はないですか?
寝る時にぴったりした靴下を履くと、血行が妨げられ、逆に足が冷えてしまうということが起こります。
さらに、足の裏は体温調整の役割をしていて、思っている以上に汗をかいています。
靴下を履いていると足裏が蒸れて湿気がこもり、水分の蒸発と共に熱を奪い、さらに冷えてしまうのです。
おすすめはゴムなどの締め付けがなくゆったりした、つま先のない長めの靴下かレッグウォーマー。
綿やシルクなどの汗を吸収してくれる素材のもの。
血行を妨げず、足の裏を解放して正常な体温調整ができるようなものを選びましょう。
足先が解放されていると余計に冷えるんじゃないと思われがちですが、ふくらはぎや足首を覆うことでつま先まで徐々にあたたまり、痺れるような冷たさはなくなります。
冬のあったか安眠作戦まとめ
あたたかくしているつもりが、逆効果だったりもするんですね。
- 布団を温めておく
- 熱を逃がさない
- 汗で体を冷やさない
ご自分や環境に合った方法を試してみてくださいね。
今年の冬こそ、気持ち良くあたたかく眠れますように。