料理中、塩の小瓶の出口が詰まって塩が出てこず、イライラしたことありませんか?
容器に入れた塩が固まって使いにくくなってしまったりもよくあることです。
今回はわが家の塩の湿気対策と、優秀な乾燥剤である炒り米の作り方、便利な珪藻土の乾燥剤をご紹介します。
塩が固まるのを防ぐには?
塩はなぜ固まるんでしょうか?
塩は水に溶けますよね。
湿気(水分)を吸収すると溶け、乾燥すると固まります。
これを繰り返して、どんどん大きな硬いかたまりになってしまうんですね。
特に、調理の湯気などの湿気の多いコンロ周りが、塩の容器の置き場になっていると湿気を吸収しやすくなってしまいます。
できれば塩容器の置き場所は、コンロから少し離れた場所が理想です。
とは言っても、コンロのそばが便利で使い勝手もいいんですよね。
実は私もそうなんです。
でも、うちの塩は、小瓶の焼き塩、ポットに入れた焼き塩、粗塩をコンロの近くに置いてますが、固まったことがないんです。
その理由を考えてみました。
●塩の容器は密閉に近いガラス製のものを使用。
100均のものですので、特に高性能というわけではありません。
ガラスは湿気に強いので、塩や砂糖の容器には向いているそうですよ。
(使っている容器は本体はガラスですが、フタはプラスチックです)
●料理中は、フタを開けっぱなしにしない。
特に意識していたわけではありませんが、使うときに開けて、すぐに閉めます。
これ、結構重要かもしれません。
湿気が入るのが最小限で済みますよね。
●小瓶の焼き塩には、炒ったお米を入れている。
炒り米は乾燥剤としてかなり優秀なんです。
この後で作り方をご紹介します。
とにかく、湿気をできるだけ最小限に抑えることが大事です。
容器の上にフタを乗せるだけできっちり閉まらない入れ物を使っていませんか?
調理中、フタを開けっぱなしにしていませんか?
ちょっとのことなんですが、一度気に留めてみてくださいね。
珪藻土の乾燥剤 soil
ポットの塩も固まりはしませんが、梅雨に入ってちょっとしっとりしてるかな?と思い、珪藻土の乾燥剤を使ってみました。
中に入っている薄い緑色のブロックがそうです。
塩の見た目はあまり変わりませんが、手にくっつきにくくなっているのでまずまずの効果だと思います。
珪藻土の乾燥剤は今は100均にもありますが、ブームの火付け役はsoilですよね。
この乾燥剤はブロックを割って使うタイプで、使うところに合わせて大きさを変えたりできるので便利です。
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うちでは、塩・小麦粉・マカロニ・食用クエン酸・コーヒーなどの容器にポンッと入れて使っています。
ポットに移す前の袋に入った塩の保管は、口をしっかり閉じて、湿気の少ない場所で。
できれば密閉に近い容器に入れるとなおいいですね。
うちでは輪ゴムやクリップで袋の口を閉じた上で、ジップロックに入れて引き出しにしまっています。
塩はにおいも吸着しやすいので、においの強いもののそばには置かないほうがいいようです。
炒り米の作り方 塩がいつもサラサラ!電子レンジ・トースターでも
小瓶の塩の湿気予防には、炒り米がおすすめです。
量はご家庭の湿気具合で変わると思いますが、私は「少ないよりは多いほうがいっぱい湿気を吸ってくれるよね」という考えで、小さじ半分くらいを入れています。
お米は洗っても洗わなくてもどちらでもOKです。
洗った場合は、しっかり水気を切っておいてください。
どの作り方でも、こんがりきつね色になればOKです。
生米と比べるとこんな感じです。
炒り米が温かいうちに塩の容器に入れてしまうと、熱で塩が溶けてしまうので、十分に冷ましてから、容器に入れてくださいね。
炒り米の作り方 フライパンで
1. フライパンに米を小さじ1/2くらい入れる。
2. 弱火〜中火で、時々フライパンを揺すりながら、ゆっくりじっくり炒る。
※だんだんお米が白くなってきます。
3. お米がきつね色になったら出来上がり。
4. キッチンペーパーなどに広げて、しっかり冷ます。
炒り米の作り方 電子レンジ
1. 米小さじ1/2くらいをお皿などに広げる。
2. 電子レンジに入れ、時々混ぜて様子を見ながらきつね色になるまで加熱する。
※お皿と米が熱くなっているので気をつけてくださいね。
※ご家庭の電子レンジによって加熱時間は変わります。
うちの場合は500wで5分くらいできつね色になりました。
電子レンジ(左)フライパン(右)。
比べるとややムラがありますが、いい感じにできましたよ。
炒り米の作り方 オーブントースター
1. 米小さじ1/2くらいをアルミホイルに広げる。
2. オーブントースターに入れ、低めのワット数で、時々混ぜて様子を見ながらきつね色になるまで加熱する。
※お米が熱くなっているので気をつけてください。
うちの場合は、600Wなら7〜8分、300Wなら15分くらいで、きれいにこんがり出来上がりました。
※高いワット数だと一気に焦げることがありますので、低い設定でじっくり加熱してください。
塩だけじゃなくコショウの湿気にも有効?
実は今まで、塩では困っていなかったのですが、コショウにはちょっと困っていました。
コショウの小瓶ってコショウが少なくなってくると、容器にへばりつくというか、こんな感じになるんです。
お箸でこそげ落として使っていたのですが、ふと「炒り米使えるんじゃ?」と思い、やってみました。
2、3日後の結果です。
容器全体に薄くこびりついていたコショウが落ちて、ビンが透明になり、底のこびりつきも少なくなりました。
これは、炒り米の除湿効果プラス、ビンを振るたびに米がビンにこすれて、こびりついたコショウを落としてくれたんだと思います。
今までなぜ炒り米をコショウに入れることに気づかなかったんでしょうね。
塩には何十年も入れていたのに!
コショウに入れる時の注意点があります。
うちのコショウ入れの振り出し口がこんなタイプでした。
これだと穴が大きくて、コショウを振り出した時に、お米が一緒に出てきてしまいます!
で、こういう穴が小さいタイプの容器を探したんですが、これが意外と見つからないんですよね・・・。
その後・・・ようやくちょうどいい穴のサイズの調味料入れ見つけました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒ 炒り米が一緒に出てしまわないスパイスボトル買ってみました!
意外なことに結構メジャーなメーカーのやつでした。
片手で開閉できてすっきりシンプルでおしゃれ、とっても使いやすいですよ!
最後に
⇒ 湿気対策の炒り米を入れるのにぴったりなスパイスボトルレビュー
⇒ 珪藻土の乾燥剤Soilの使用例や効果、レビュー記事はこちら
炒り米は保存食として使われるほど日持ちのいいものです。
私も気づけば何年も入れっぱなしだったこともありますし、入れっぱなしで効果が薄れたという記憶もありません。
気になるようなら時々新しく作り直したり、容器から取り出して炒り直せば大丈夫です。
いつもサラサラのお塩で、ストレスなく料理を楽しんでくださいね。
ところで、この記事を書いていて困ったのですが、塩の入れ物(振り塩用のもの)ってなんて言うんでしょうね?
「塩コショウ入れ」で通じるみたいですが、今回は塩メインだったので悩みました。
「塩入れ」だとわからないですよね。
結局、「塩の小瓶」にしましたが、未だに謎です。
(追記)
スパイスボトルって言うんですね!
そんなおしゃれな言い方したことなかった(笑)