湿ったり固まったりしやすい塩や砂糖などの調味料に、オシャレで人気の珪藻土の乾燥剤「soil」を使ってみました。
使ったのは、板チョコのように割って使えるドライングブロックミニのグリーンです。
塩や砂糖、その他いろいろなものに使ってみた感想やお手入れ、珪藻土の特徴などをご紹介します。
soilドライングブロックレビュー 塩や砂糖の調味料に
うちでは塩や砂糖は100均のポットに入れて使っています。
特に気をつけているわけではないのですが、今までガチガチに固まってしまったことはほぼありません。
でも、夏が近づくにつれ、ちょっと湿気が気になってきたので、予防と好奇心から珪藻土の乾燥剤soilを試してみました。
こんなパッケージで、ブロックが4個くっついた状態で届きます。
これを使いたいものによって、1ブロックとか2ブロックとか好きなサイズに割って使用します。
うちでは小さい容器に入れたかったので、全部1ブロックにわけて塩や砂糖のポットに入れてみました。
soilを入れた直後の写真と1ヶ月後の写真
ちょっと湿気が気になりだした焼き塩
指でつまんで料理に振りかけたりするサラサラタイプの塩です。
湿ってると指にくっついたりするんですよね。
▼soilを入れた直後
▼約1ヶ月後
1週間くらいではよくわからなかったのですが、1ヶ月後に改めてよく見てみるとしっとり感がほぼなくなっていました。
容器にくっついていた塩が落ちて、しっとり感が少なくなっている様子がわかるでしょうか。
かたまりができている三温糖(追記注意あり!)
ウチでは砂糖が固まることはめったにないんですが、この時はたまたまカタマリが出来てました。
スプーンで押しても崩れないくらいのかたまりが・・・。
▼soilを入れた直後
▼約1ヶ月後
soilを入れる前に固まりになっていた部分は、3日後くらいにスプーンで軽くつついたら崩れました!
写真では変化がないように見えますが、もともと砂糖はしっとりしたものなので、固まらなければOKです。
<追記:注意!>
砂糖は乾燥すると固まりやすい性質があるそうです。
この時は確かに効果があったと思ってるんですが、今はsoil入れてません!
粗塩
しっとりタイプの塩。
湿気を吸うとカタマリになったりひどい時は溶けてベトベトになったりしますよね。
▼soilを入れた直後
粗塩はもともとしっとりしているためか、1、2日でsoilが水分を吸収して変色しました。
▼1ヶ月後
途中でしばらく取り出していたこともあってか、あまり変化はないようです。
粗塩はさらっとするものではないので、塩が溶けるのを予防する感じですね。
湿気をたくさん吸収したsoilは外に出して、天日干しで良く乾燥させれば半永久的に使えます。
その他soilを入れてみたもの
●固まりやすい粉チーズ
粉チーズにもいいかなと思ったのですが、容器の大きい口が使えなくなる(soilが出てきてしまう)のと、振るたびにsoilが容器に当たって削れていくような気がするので、やめました。
soilは珪藻土でできているだけあって、結構柔らかいんですよね。
粉チーズをポットに入れている場合にはいいと思います。
●湿気で溶けたり固まったりしやすいクエン酸
小さな固まり(固くはない)がたくさんあったのが減りました。
●エリスリトール(希少糖の甘味料)
もともと湿気ていなかったので特に変化はなし。
●パスタ
湿気予防に。
●小麦粉
テレビでダニがわいた小麦粉を見てから、ちょっと不安だったので予防のため。
他にもいろんなものの湿気対策に使えます
●コーヒー(豆・インスタント)
●日本茶・紅茶
●海苔
●湿気やすいお菓子(クッキー・せんべい)
●粉末だし
●ドライフルーツ
●米
サイズも形もいろいろありますので、大きなものから小さなものまで使い道は広がりますね。
soilは珪藻土でできた乾燥剤 使い方は?
最初に届いたブロックを折ると、折口はこんな感じでザラザラしています。
このまま使っても問題はないのですが、こんな感じで粉やかけらが混ざることがあります。
商品は食品衛生検査済みで、粉が体に入っても害はないそうですよ。
ザラザラしていると粉が落ちやすいのかなと思ったので、綺麗にしてみました。
折った部分をこすり合わせると滑らかになります。
土でできているだけあって結構柔らかいので、力を入れすぎたり落としたりすると割れることがあります。
こすり合わせているとどんどんブロックが小さくなってしまいますのでほどほどに。
soil 珪藻土の効果
珪藻土とは
「植物性プランクトン類の化石、珪藻殻の堆積物によって形成された地層。マイクロメートル単位の微細な孔が無数にある多孔質構造の特性を持っている為、保温剤だけではなく、ろ過助剤、吸収剤等に利用されています。」
〜soil説明書より〜
soilの色について
ドライングブロックミニは3色あって、全て自然素材の色味だそうです。
白(WHITE):秋田県産珪藻土
桃(PINK):石川県産珪藻土
緑(GREEN):秋田県産珪藻土 + 石川県産浅黄土
私は緑色が好きなので、たまたまGREENを選んだのですが、GREENが一番吸湿性がいいというウワサもあります。
ただ、それが本当だとしても、そんなに大きな差ではないと思いますよ。
だって、そんなに差があるなら価格が違うはずですし、商品の説明に書いてないのはおかしいですよね。
ですので、お好きな色で大丈夫だと思います。
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soilのお手入れ
たっぷり吸湿すると、色が変わります(濃くなります)。
しばらく天日干しなどで乾かすとまた使えるようになりますよ。
粗塩に入れたsoilは天日干しをしても色が濃いままでした。
でも表面はサラサラしているので、乾いてはいるようです。
塩の容器に使う場合は、ミネラル成分を吸着して変色する場合があるようですが、性能に影響はないということです。
できるだけ水洗いは避けてください。
洗った場合は中まで乾燥するよう、しっかり干してくださいね。
土なので長時間水に漬けたりするのも良くないようです。
まとめ
塩や砂糖の湿気対策にはこちらの記事もどうぞ。
⇒ 塩が固まるのを防ぐコツと優秀な乾燥剤・炒り米の作り方 コショウの湿気にも有効か実験しました
もともと塩や砂糖の固まりに悩んでいたわけではないので、「これはすごい!」というほどの感想ではありませんが、なんというか「すごく便利」で楽しいです。
いろんなところに入れたくなったので、8ブロックじゃ足りなくなってしまいました。
どうせ割るんだからブロックをくっつけずに、最初からバラバラにしとけばいいのにと思っていたのですが、使うものによって大きくも小さくもできるという点ではこういう形もありですよね。
私は結局全部1ブロックにしちゃいましたけど。
袋入りのシリカゲルを入れておくよりずっとおしゃれで、見た目もいいです。
乾燥剤で1,000円と思うとちょっと高いかもしれませんが、半永久的に使えるものなので長い目で見ればお手頃な価格だと思います。
ブロック以外にもスプーン型や冷蔵庫用の卵型など大きさや形もいろいろあって、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうですね。