花粉症の症状は目のかゆみや鼻水だけではありません。
肌荒れに悩む人も多く、花粉症による肌荒れは、花粉症皮膚炎や花粉症乾燥肌などと呼ばれています。
今回は、顔がカサカサしている時にメイクはしてもいいのか、洗顔や保湿などのスキンケアのポイントをご紹介します!
花粉症でカサカサ肌荒れの時のメイク法は?
花粉症による肌荒れで顔がカサカサ。
こんな時にはメイクはしない方がいいんじゃない? と思われがち。
でも、お化粧なしで外に出られないしどうすればいいの? という方も多いでしょう。
実は、軽いお化粧をする方がおすすめです。
ノーメイクでは逆に花粉が直接肌に付着してしまうのです。
ただし、ファンデーション選びは注意が必要です。
花粉の付着を防ぐため、油分の多いクリームやリキッドタイプは避け、粉おしろい(ルースパウダー)やパウダーファンデーションなどのさらっとしたものを選んでください。
下地をつけ、パウダーファンデーションで仕上げます。
目の周りの皮膚は薄く敏感なため、アイメイクは軽めに。
症状によってはアイメイクは無しにしましょう。
花粉症で肌荒れ中の洗顔はいつもよりさらに優しく
帰宅後は肌についた花粉を落とすために、すぐにメイクを落としましょう。
花粉でカサカサになったお肌はとても傷つきやすくなっています。
メイク落としは肌に負担の少ないミルクタイプやクリームタイプで優しく。
花粉を落とさなくちゃとゴシゴシこすったりしないようにしてくださいね。
また、ふき取りタイプのメイク落としも肌を擦ることで刺激になりますので避けましょう。
洗顔は低刺激のものををよく泡立て、手早く優しくなでるように洗い、ぬるま湯で十分に洗い流します。
熱いお湯で洗うと必要な皮脂まで落ちてしまいます。
ますますカサカサになってしまいますので、必ずぬるめのお湯で洗ってください。
また、洗う時間が長すぎると皮脂の落としすぎや、肌への負担になりますので手早くかつ泡が残らないように洗いましょうね。
スクラブ入りの洗顔料やピーリングは肌への刺激が強すぎますのでしばらくはお休みです。
お化粧落としのついでに髪や肌についた花粉を落とすために、お風呂やシャワーに入るのがおすすめです。
顔についた花粉を落としても、髪や肌に付いた花粉を落とさないとまたくっついてしまいますよ。
最後はタオルで優しく押さえながら水気を取ります。決してこすらないようにしましょう。
花粉症の肌荒れでとても大事な保湿
何よりも大事なのは保湿です。
しかし、乾燥を補おうと油分たっぷりのクリームなどあれこれ使うのは逆に肌へ負担をかけることにもなります。
化粧水などがしみて痛い場合は無理に使う必要はありません。
保湿クリームや乳液のみを塗るようにしましょう。
肌に刺激となる、界面活性剤や防腐剤、オイルなどの成分を含んでいないものがおすすめです。
敏感肌用やアトピー肌用のものなどもいいですね。
お試しサイズや旅行用などがあれば、お手頃価格で合う合わないを確認することもできます。
使うときは強く塗りこむのではなく、肌に刺激を与えないよう、押さえるようにゆっくりやさしく塗るようにしてくださいね。
忘れがちな唇も花粉の刺激を受けていますので、リップクリームやワセリンなどでしっかり保湿しましょう。
まとめ
湿疹やかゆみ、赤くなって熱を持ったりなど症状が進んでしまった場合は、ひどくなる前に皮膚科を受診してください。
飲み薬や塗り薬で症状を抑えることができますし、花粉なのか違う皮膚疾患なのか、原因をアレルギー検査などで突き止めることもできます。
くれぐれも放置しないよう、優しくしっかりケアしてくださいね。