【体験記】教育訓練給付金支給要件回答書はどうやってもらう？照会票って？

教育訓練給付制度を利用するのに必要な「教育訓練給付金支給要件回答書」。

それってどこでどうやったらもらえるの？
もらうのはいつがいいの？
教育訓練給付金支給要件照会票ってなに？

など、実際に教育訓練給付制度を利用して給付金を受け取ったダンナ様がわかりやすく解説します！

教育訓練給付金支給要件回答書ってなに？

資格を取るのにかかった費用の20％を返金給付してくれる教育訓練給付制度。
これを利用するには条件がありますが、自分がそれに当てはまるのかの確認書類が必要になります。

それが教育訓練給付金支給要件回答書。

名前からでは、何のために使うどんな意味のある書類かわかりづらいですね。

ご主人

おそらく教育訓練給付制度制度を使おうと思う人にとって、この書類の手配が一番面倒だと思います
ここでは、この書類はなんのためのものか、どこで手配すればいいのかや注意点などについてお話します

そもそも教育訓練給付制度というのは、雇用保険に加入している人、または加入していた人のみが利用対象となります。

さらに加入している期間や、雇用保険を脱けた後の期間がどれくらいなのかなど、利用するのにいろいろと条件が加わってきます。

教育訓練給付金支給要件回答書というのは、自分が支給要件の期間を満たしているのかを確認し、現時点で教育訓練給付制度が利用できるということを受講先に証明するためのものです。

この書類を受講するスクールに提出すると、すべての講習が修了した後に、給付金の申請に必要な書類をくれます。

つまり教育訓練給付金支給要件回答書は、給付を受けるのに絶対必要なものです。

教育訓練給付金支給要件回答書はどこでもらえる？

教育訓練給付金支給要件回答書はハローワークで即日出してもらえます。
無料です。
私の場合は窓口での手続き後、５分もかからず受け取ることができました。

では教育訓練給付金支給要件回答書をもうらうにはどうすればいいのか？
入手方法です。

教育訓練給付金支給要件照会票を提出

まずこの回答書をもらうために「教育訓練給付金支給要件照会票」と言う書類に記入して窓口に提出しないといけません。

その時いっしょに本人確認のできるもの（運転免許証・住民票の写しなど）を提示します。

くまねずみ

「回答書」をもらうには「照会票」を提出
なんかややこしいなぁ

ご主人

書類の名前がややこしいだけですよ

教育訓練給付金支給要件照会票に書くこと

記入するのは１〜10のマス内に名前や住所、生年月日、それに被保険者番号など。

くまねずみ

被保険者番号？

ご主人

被保険者番号は雇用保険の対象者は誰でも持っているもので、雇用保険被保険者証に記載されている番号です

画像の赤い部分6、8は、わからない場合は無記入でも大丈夫でした。
7.の「受講開始年月日」は、正確な日付じゃなくてもOKでした。

あとは黄色部分に名前、電話番号、提出日、管轄するハローワークの名前を書いてハンコをおすだけです。

教育訓練給付金支給要件照会票の書き方

名前のフリガナや生年月日の数字の記入の欄は、一マスに一文字という決まりがあります。
ズの場合、スと濁点（゛）を分ける、2月3日生まれのように1ケタのときは前に0をつけるなどです。

画像を参考にしてください。
※詳しくは、教育訓練給付金支給要件照会票の第2面（裏面）にものっています。

ご主人

直接入力もできるので、私の場合はパソコンで作成しプリントアウトしたものを持っていきました
PC入力だと書き方を気にしなくていいので安心です

この手続きは郵送でもできます（電話による照会は不可）。
本人確認書類のコピーを添付しましょう。

これだけです！

被保険者番号がわからない人は

被保険者番号は「雇用保険被保険者証」に記載されていますが、これをなくしてしまい番号がわからないという人は、ハローワークで再発行してもらえます。
無料です。

いつもらうのがいい？

教育訓練給付金支給要件回答書は受講先の入校時に提出するので、無論それまでに手配しておくべきですが、ここでの「いつ」は「受講先を決める前か・決まってからか」と言う意味です。

教育訓練給付金支給要件回答書を申請するための教育訓練給付金支給要件照会票には、受講先や講座名、受講開始日などを書く欄があります。
つまり受講先が決まってから回答書を申請せよといってるわけですね。

くまねずみ

まあ受講日が決まっているほうが「この開始日なら支給要件期間内に始まるね」と回答できるもんね
わかりやすいね

ご主人

私の場合はスクールを申し込む前に、先に回答書の手配をしました
受講先は決まってないので開始日や講座名は空欄でしたが、なんの問題もなく回答書をもらうことができました

ひとつ言えるのは、スクールに行こうと思ったら早めに教育訓練給付金支給要件回答書を手配し、支給要件期間を確認しておいたほうがいいということです。

それは、人によっては受講する前に支給要件期間が過ぎてしまうこともあるからです。

離職して雇用保険から脱けた人には支給要件に期限がつきます。
支給要件期間がもうあまりないというときにスクールの申し込みをし、予約がいっぱいで開始がひと月以上も先になるようなら、教育訓練給付制度制度は使えないということになります。

先に支給要件期間がわかっていれば、もっと早めにスタートできるスクールを選び直すこともできるでしょう。

まあそういうケースは稀なので、雇用保険に入っている人や自分の支給要件期間はまだまだ大丈夫とわかっている人なら、スクール入学が決まってから開始・受付の日までに手配すればいいと思います。

ハローワークで言われたこと

教育訓練給付金支給要件回答書をもらった際、窓口の人から言われたことがあります。

それは「この回答書は、提出しても必ずしも給付金を受けられるというものではない」ということです。
教育訓練給付金支給要件回答書にも記載されていますが、目下のところ支給要件期間を満たしているので申請はできるけども、今後、被保険者資格に変動がない場合に限るというわけです。

この書類は、支給申請することはできるよということを証明するためのものであって、給付の可・非は申請のとき決定されるということなんですね。
ただ、よっぽどのことがない限り、普通に支給されるので心配ないと思いますが。