一昔前と比べると格段に快適になった夜行バス。
新幹線より価格も安く、飛行機と比べても街中の発着で移動も便利ですよね。
でも初めての夜行バスだったり、ずいぶん前に乗ったっきりだったりで、不安な方もいらっしゃるでしょう。
雰囲気だけでもわかれば不安も軽減され、落ち着いて快適に過ごせることと思います。
久しぶりに夜行バスに乗る機会がありましたので、乗車から下車までの流れと、あると便利なアイテム、持ち物などの情報をまとめました。
参考ルートは大阪〜京都〜TDRです。
夜行バスが初めてでもイメージをつかんで安心
大阪梅田のバスターミナルの例です。
バスターミナルでは約10分おきに各社のバスが発車していきます。
大型のバスがひっきりなしに出入りしていますので注意してくださいね。
乗車の案内があるまで、待合所で待機します。
思っていたより大勢人がいてびっくりです。
バスが到着すると待合所の方が「何時何分発の<バス会社名やバスの名前>にご乗車の方は右から何番目のバスへ〜」といった感じで案内してくれます。
自分の乗るバスを確認して、行くとバス会社の方がいますので、名前(予約者)の確認をして乗車します。
荷物は小型のボストンバッグくらいなら車内に持ち込みできます。
(目安はバス上部の荷物置きに乗るサイズです)
キャリーバッグなどはバスのトランクに預けることになりますので、車内で使いそうなものはあらかじめ手持ちのバッグに移しておきましょう。
私の乗ったバスの中はこんな感じでした(バス会社やバスの種類で設備・装備は異なります)。
横に3列、縦に10列で縦の通路にカーテンが付いていて隣の人が気にならないようになっています。
座席はフットレスト(足置き)、レッグレスト(脚置き)、携帯用コンセント付きで枕、腰用の枕、ブランケット装備でした。
数十年前の観光バスのような窮屈な夜行バスとは雲泥の差ですね。
夜行バスの時間の流れやマナーを知って快適に過ごす
バスの出発時間にもよりますが、夕食は乗る前に済ませ、できれば歯磨きも済ませてしまいましょう。
途中でトイレ休憩のためサービスエリアに停車します。
バスによっては運転手の休憩でサービスエリアには入りますが、乗客は外に出られない場合もあります。(今回のバスは出られませんでした)
トイレは大抵のバスには付いていますが、狭くて使いづらいです。
消灯後はトイレにも行きづらくなりますので水分を摂りすぎないようにした方がいいでしょう。
狭い車内ですので自分が思う以上に周りに迷惑がかかる場合もあります。
夕食やお菓子を食べる場合も臭いの強いものやおせんべいなどの音の出るものは避けるようにしましょう。
私が乗ったときにはネイルをしている人がいたようで、かすかにシンナーの臭いが漂ってきていました。
迷惑行為があまりにひどいときは控えの運転手さんが乗車していますので注意してもらうこともできますよ。
<消灯時間は23時頃>
バスのルートや発車時間によって違いはありますが、大体消灯時間は23時頃です。
急に電気が消えて慌てることのないよう、レッグレストやフットレストの出し方を確認したり、メイクを落とすなどの寝る準備を終えてしまいましょう。
背もたれを倒すときは必ず後ろの人に「倒します」と断ってから倒すようにします。
いきなり倒すと後ろの人にぶつかったりしてトラブルの元ですからね。
<消灯>
消灯後は翌日に備えて寝てください。
寝られない場合は、音楽を聴いたり、スマホでゲームもダメではないですが、暗い車内での液晶の光漏れや音漏れには十分注意してくださいね。
携帯ゲーム機は腕を動かしたときのシャカシャカという衣擦れの音やボタンを押す音なども寝ている人にとっては耳障りなものですのでやめておきましょう。
<朝のトイレ休憩>
到着2時間前くらいに、最後の休憩があります。
20〜30分程度停車しますので、朝の歯磨きや洗顔をサービスエリアのトイレで済ませる人が多いです。
出発時には点呼などはしませんので集合時間をしっかり確認して遅れないように注意してください。置いていかれますよ。
<到着1時間前>
到着1時間前くらいには車内の電灯が点きます。
メイクは車内で済ませている人が多かったですね。
到着後、朝食を食べる場所やヒマがない時は車内で軽く済ませてしまう人も多いです。
夜行バスが快適になる持ち物とは
<車内に持ち込む荷物のリスト>
メイク用品一式
歯磨き用品
飲み物
翌日用の朝食(おにぎり・パン・ゼリー飲料など)
貴重品
<あると便利なもの>
エアー首枕・腰枕
私は全く気がついていなかったのですが、友人が人数分用意してくれていて助かりました。首腰セットで100円ショップにもあります。
首が倒れすぎて痛くなるのを防いでくれます。
開封直後は石油系の臭いがするものもありますので、気になる場合はあらかじめ開封して臭いを飛ばしておきましょう。
冷え対策用品
快適に過ごすために靴を脱ぐと結構足先が冷えます。
冬場に窓側の席だと窓からの冷気もあります。
ブランケットは付いていますが、暖かい靴下やショール、カーディガンなど軽くかけられるものがあるといいですよ。
乾燥対策
車内は空調が効いているので乾燥します。
マスク、飲み物、無香料のハンドクリームや化粧水
安眠対策
周りの音や光が気になる時には耳栓やアイマスクで対策を。
耳栓代わりにインナーイヤータイプのイヤホンがあると、寝る前に静かな音楽を聴いたりできますし、音漏れ防止にもなりますね。
ただし、車内アナウンスなども聞こえなくなるので必要時のみにしましょう。
まとめ
なんとなく夜行バスの旅が想像できたでしょうか。
夜行バスを快適に過ごす参考にしてくださいね。