新年を迎える準備はもうお済みですか？
しめ縄やお正月飾りは大層だし面倒でやらないけれど、
手軽な鏡餅はお正月気分も出るし飾っているというご家庭も多いのではないでしょうか。
ところでこの鏡餅、いつ飾っていらっしゃいますか？
鏡餅はいつから飾るのが縁起がいいの？
鏡餅は早くに飾る分には問題がないようですが、
28日に飾るのが一般的に縁起が良いとされています。
8は末広がりで縁起の良い数字とされているためです。
29日になると9は「苦」を連想させるため縁起の悪い日とされています。
31日の大みそかになると「一夜飾り」と言われ、一夜で飾り付けをするお葬式を連想させるので不吉であるとか、神様をお迎えするのにせわしなく用意をするのは誠意にかけるなどという意味がありますので避けた方がいいでしょう。
28日に間に合わなければ30日というのが無難な日となります。
ただし、地方や宗派によって異なる場合があるようです。
心配な場合はご近所や親戚に確認されるのがいいでしょう。
鏡餅はいつまで飾るの？
一般的には1月11日の鏡開きまでとされています。
しかし、関西では鏡開きは15日が多く、京都の一部では4日には鏡餅を下げてしまうそうです。
鏡餅にはその家にいらした年神様の力が宿っており、
食べることで年神様の力を授けて頂き１年の無病息災を願うという意味がありますので必ず食べるようにしましょう。
年神様がまだ宿っていらっしゃる松の内（一般的には1月7日まで）に食べてしまわないようにしてくださいね。
固くなった鏡餅はどうすれば柔らかくなる？
鏡開きではお餅を切ってはいけません。
武家の風俗が始まりであったことや、また神様とも縁を切らないようにとのことから切ることは禁物とされ、金づちなどで叩いて割ります。
とはいえ、固くなってしまった鏡餅は簡単には割れてくれません。
そういう時はしばらく水に浸けてみましょう。
大きさにもよりますが数時間で手で砕ける位の固さになると思います。
それでもまだ無理！という場合は濡れた状態のまま、電子レンジにかけるか鍋で煮てみましょう。
電子レンジは10秒単位くらいで、煮る場合も弱火でこまめに様子を見てください。
柔らかくなった後も年神様のお力を戴けるよう、できれば切らずに手でちぎるようにしてくださいね。
最後に
ぜんざいや焼きもちに飽きたら、簡単なアレンジや一手間加えるのも目先が変わって面白いですよ。
⇒ お餅の簡単アレンジ料理をご紹介。餅ピザもあります！
縁起物の鏡餅。
最後までおいしく食べて1年を乗り切るパワーを授かりましょう！