最近では節分に豆まきをするお宅も少なくなりましたね。
でも、昔からの大切な風習ですので子供たちにもぜひ体験させたいものですが、マンション住まいだとどうすればいいのでしょうか。
今回はマンションやアパートでの豆まきをお子さんと楽しむ方法や掃除のタイミングなどをご紹介します。
節分の豆まきをマンションでする場合
一軒家の場合は窓や玄関から外に向かって「鬼は〜外〜」と豆をまくものですね。
でもマンションやアパートでこれをやってしまうと、窓からまいた豆は下の階や道路へ、玄関からまいた豆は共用廊下へ散らばってしまいます。
人に当たるかもしれませんし、下が駐車場なら他人の車が豆だらけになってしまいます。
また、豆を放置してしまうと近隣トラブルの元にもなりかねません。
マンションやアパートでの豆まきは近隣の迷惑にならないよう、ちょっと工夫してみましょう。
節分の豆まきの一般的なやり方は「鬼は外」で外に向かって2回、すぐに扉や窓を閉めて「福は内」で中に向かって2回です。
本来なら鬼門の方角などいろいろありますが、マンションやアパートの場合はベランダと玄関がいいでしょう。
ベランダ
ベランダより外に豆が飛び出さないよう工夫をしましょう。
ベランダの壁に軽くぶつけるように投げると外に飛び出ることもありません。
お子さん用にはベランダの壁の下の方に鬼のお面などを貼り付けて、そこに向かって投げるように言うとうまくまけると思いますよ。
昼の間にお子さんと鬼の絵を描いておくのも楽しいですね。
ベランダが柵で壁がない場合は、レジャーシートなどをかけてふさげば大丈夫です。
豆まきは夜なので、「鬼は外」はちょっと小さめで!
そして、鬼が戻ってこないようすぐに窓を閉めて、部屋の中に向かって「福は内」です。
「福は内」は思いっきり投げても大丈夫!
お母さんがちょっと困ってしまうかもしれませんが、投げる楽しみを味わわせてあげましょう。
玄関
玄関ドアを開けて、中から三和土(靴を履くスペース)に向かってまくと廊下まで散らばることも少ないですよ。
なるべく豆が廊下に飛び出さないようにしましょうね。
投げるんじゃなくて、まくですよ。
玄関の横幅をふさげるくらいの段ボールなどにお子さんと一緒に鬼の絵を描いて、玄関口に立てかけるのもいいですね。
その場合は廊下に豆が飛び出さないよう、鬼は下の方に描いておきましょう。
ベランダと同様、すぐにドアを閉めて(鬼の絵を使ったときは裏返すなどして)中に向かって「福は内」です。
節分の豆まきはまき方にも工夫を
最近では小袋に分けられた福豆も売られています。
これなら少々強く投げても飛び散らないので安心です。
小袋入りのものが売られていなければ、何粒かずつラップに包んで、結んだり輪ゴムで留めたりして作ることもできますよ。
また、殻付きの落花生をまく地方もありますので、これを真似してみてもいいですね。
後片付けが面倒だなと思うときは試してみてくださいね。
節分の豆まき後の掃除は早めに済ませましょう
玄関先の共用廊下などに豆が転がってしまった場合は、豆まきが終わったらすぐに掃除しましょう。
次の日の朝でいいやと思っていると、早起きの住人にだらしない人だと誤解されてしまいますよ。
トラブルの元にもなりかねません。
また、アルコーブや玄関ポーチなら放置しても大丈夫だと思われがちですが、マンションによっては共用部分とみなされていることがあり、管理人さんが掃除をする範囲になっている場合もありますので、当日中に片付けておいた方が安心ですね。
すぐに片付けるとご利益がないのではと思いがちですが、豆で鬼を追い出すことに意味があるので大丈夫ですよ。
まとめ
マンションやアパートでも工夫をすれば子供と一緒に豆まきを楽しむことができます。
今年はしっかり鬼を追い出して、親子ともども健康に過ごしましょう!