私が子供の頃は、節分になると玄関に柊の枝と鰯を飾っていましたが、最近では見ることも少なくなりましたね。
今年はやってみようかと思いついても、柊って普通に売っているものなのでしょうか?
今回は昔の風習を再確認するためにも、柊鰯の入手方法と飾りはいつからいつまでなのか、処分方法などをご紹介します。
柊は節分の時はどこで販売されてる?
最近では節分が近づくと、スーパーマーケットなどでも柊と鰯や柊と豆などがセットになったものが販売されています。
探す場所は、節分の特設コーナー・豆売場・野菜売場、鰯とセットになったものは鮮魚売場で探してみましょう。
セットになっていなくても節分の時期になると、柊は園芸店で手に入ります。
鰯の頭を刺すので枝のしっかりしたものを選んでくださいね。細すぎると折れてしまうかも。
鰯はもちろん魚屋さんですね。
節分飾りの作り方
鬼は鰯の匂いが嫌いで、さらに鰯を焼くと匂いが強くなり、煙も出るので鬼が近づいてこないと言われています。
逆に鰯の匂いで鬼を引き寄せ、柊の葉のトゲで鬼の目を刺すとも言われています。
まず、鰯を焼きましょう。
普通に食べるように塩焼きにして大丈夫ですよ。
頭以外は美味しく食べてください。
食前でも食後でも構いませんので、頭を取って柊の枝の先に頭が上を向くように刺します。
刺し方も決まりはありません。口に向かって突き通すくらいにしっかり刺しましょう。
出来上がったものを玄関に飾ります。
鬼じゃない人が怪我をしないよう、少し上の方に付けるといいですね。
紐で括りつけるか、テープなどでしっかり止めてください。
枝にテープが上手くつかない時は、枝の根元を紙(白い紙)で巻くと留めやすくなると思います。
マンションで表に飾るのは気が引けるという場合は、下駄箱の上など入ってすぐのところに置いて鬼を撃退しましょう。
節分飾りの時期と処分方法
飾り始めは、正月行事が一段落した小正月(1月15日)の翌日以降からが良いとされています。
つまり1月16日以降ならいつでもいいんですね。
しかし、ほとんどの家庭では鰯を食べるのは節分ですよね。
ということで、鰯を食べた日(節分)に飾ることが多いようです。
飾りを外す日も、立春、2月いっぱい、ひな祭りまで、雨水の日(2月の19か20日)と諸説あります。
ちなみに、雨水の日というのは雛人形を飾るのにいい日とされていますので、お飾りが柊から雛人形に移行するということでしょうね。
でも、一番多いのは翌日の立春でしょう。
特にマンションだといつまでも飾っておけないですしね。
処分方法
一番手軽なのは、塩で清めて半紙などの白い紙に包んで普通ゴミとして捨てる方法です。
他には
神社でお焚き上げをしてもらう
玄関先に埋める
焼いて灰にして、玄関先に盛る
という方法がありますので、地方の風習やご家庭の事情などで選択してください。
まとめ
節分の柊鰯、スーパーで柊セットを見かけてしまったらやりたくなるかも。
子供の頃を思い出も蘇ってきそうですね。