みなさん、健康診断ちゃんと行ってますか〜?
実は私、この度、健康診断でひっかかっちゃいまして、大腸の精密検査が指示されました(泣)
大腸の精密検査は内視鏡検査(大腸カメラ)ってことで初体験です。
ちょっとビビりながら鎮静剤使用の無痛検査をやってる病院を調べて行ってきました。
今回は実際に大腸カメラ検査を受けた体験をもとに、予約から検査、かかった費用まで詳しくお伝えします。
大腸内視鏡検査が不安だったり、費用の目安が知りたい方の参考になれば幸いです!
大腸カメラ予診〜前日の下剤や食事
健康診断の結果が届き、なんか妙に厚みのある封筒におののきながら開けてみると・・・
その大腸がん検診結果のお知らせによると
「便潜血検査陽性で精密検査を受けた方のうち、6〜7%に大腸がん、約50%に良性のポリープが見つかっている(大阪府データ)」とのこと。
封筒の妙な厚みは、精密検査先の病院に提出する紹介状でした。
大腸の精密検査というと内視鏡になるわけですが・・・
初めてなんですけど・・・
胃カメラは気持ち悪いとかいろいろ聞くけど、大腸カメラはどうなんだろう?
と、いろいろ調べていくうち、平気な人もいればすっごい痛い人もいると、個人差が結構あることがわかりました。
そういえばうちの両親も定期的に受けてるけど、母は胃カメラは平気だけど大腸はイヤで、父はその逆って言ってたような・・・。
個人差があるとはいえ、そりゃ痛くないほうがいいよな〜
ということで、内視鏡専門で鎮静剤使用の無痛検査をしている病院を選んで予約。
大腸内視鏡検査の事前診察
まずは、内視鏡検査の説明や下剤の処方などの事前診察があるので、健康診断結果に同封されていた紹介状を持って行きました。
行ってみると意外にも30代?40代?くらいの方や女性の割合が多いのにちょっとびっくり。
比較的新しい綺麗なクリニックということもあったのかもしれませんが。
まあそれは置いといて、事前診察では大腸カメラ検査の流れやポリープが見つかったら切除しますよとかの説明と、普段の便通だとかの問診を受けたんですが、軽い便秘気味ということで、整腸剤と便を柔らかくする薬を検査の数日前から服用することに。
先生によると便秘で便が硬くなってる人が下剤を飲んだら、最初に出すときに詰まって苦しいことがあるらしいです。
なので、普段から便秘気味の方は恥ずかしがらずにしっかり伝えましょうね!
ということで、この日は検査前日と当日に飲む下剤と整腸剤などを処方してもらって、検査日の予約をして終了です。
大腸カメラ検査の説明と同意書、検査前日の食事のおすすめメニューや下剤の飲み方などの書類もいただきました。
大腸内視鏡検査前日の食事
いよいよ大腸カメラ検査の前日、食事は消化のいいものにします。
私は午前中の検査だったので、夕食は9時までに済ませるとの指示でした。
その後の水分摂取はOKです。
私の行った病院では、おすすめメニューの書いてあるパンフレットをもらいました。
夕食は特に、「野菜やワカメなどの食物繊維は控え、消化のよい炭水化物やタンパク質を摂りましょう」と書いてあります。
あとは、お通じを良くするために水分を多めにとること!
大腸内視鏡検査前日の下剤
前日に飲む下剤は「ピコスルファート液」というもので、寝る前(午後9時〜10時)にコップ1杯の水に溶かして飲む指示だったんですよね。
午後10時でも寝る前じゃないけどな〜と思いつつ、一応22:00に飲んだんですが、朝の4時に腹痛で目が覚めてトイレに駆け込みました。
もうちょっと遅く、本当に寝る前に飲めばよかったのかも
ピコスルファート液は、ほんのり甘くて飲みやすかったです。
大腸内視鏡検査当日の下剤
大腸カメラ検査当日の朝食は無し!
ただし、お通じをよくするため、水やお茶、スポーツ飲料は多めに飲めとのこと。
で、実はここからが試練でした・・・
当日の下剤は「モビプレップ」と言うもので、使う直前に粉末を水で溶かして自分で作るようになってます。
粉が2つに分かれてる容器に興味津々。
この後の写真で私の手と比べるとその大きさがお分かりいただけるかと思いますが、「え?これ飲むの?」とちょっとビビるくらいのでかさ。
作り方は簡単で、最初に袋に印刷されてる線まで水を入れてキャップを閉め、ぎゅーっと押すと赤い線のところがじわーっとほどけてA剤とB剤が混ざる仕組みになってます。
ちょっと面白い。
さらに次の線まで水を入れて、振って溶かす・・・んですが、量が多いためかなかなか溶けきってくれない。
なんとなく全部溶けたかなってくらいになるまで15分ほどかかりました。
出来上がったのはなんと2リットルもの下剤。
このモビプレップを服用の仕方に従って、ちびちび飲みます。
でも、その上に水も飲めと書いてあるんだな・・・
便が透明な水のようになるまで、何リットルもの液体を飲み続けるのはなかなかの苦行でした。
しかもこのモビプレップがはっきり言って、まずい!
薄いスポーツドリンクに塩を混ぜたような、なんとも言えないまずさでこれが一番の試練だったかも。
私の場合は、飲んだ量は1リットルちょっとくらい。
トイレの時間と合わせると、飲み始めてから1時間半くらいかかりました。
大腸カメラで鎮静剤ありの検査を体験
ここまで、長いですよね。
体験したことをしっかりお伝えしようとしたらめっちゃ長くなってしまいまして、すみませんです。
あ、同意書にサインして持っていくのを忘れないように
病院で受付をしたら検査着(お尻にスリットが入っててすぐに出せるやつ)に着替えて荷物をロッカーに入れ、検査室前の待合スペースへ移動。
鎮静剤の点滴用の針を腕に刺してもらって順番が来るまで待機。
この間、検査を終えた方々が看護師さんに支えられてフラフラと待合スペースに戻って来てました。
ここで薬が切れるまで休憩するわけか
で、名前を呼ばれていよいよ私の番!
ドキドキ。
なんですが、診察台に横たわり「お薬入れますね〜」の言葉を聞いたと同時にぎゅっと頭が圧迫されたようになって・・・意識がなくなりました。
次に目覚めたのは、待合スペースの椅子の上。
私、歩いて戻った記憶ないんですけど?
みなさんもこんな感じなんでしょうかね?
それとも私が薬がよく効く体質だったの?
ともかく、意識が戻ったら着替えて、次は診察室の前で待機・・・してたんですが、急に気持ち悪くなってトイレで吐きました。
といっても、出てきたのは水ですけど。
水を吐いた後はすぐに気持ち悪さもなくなったのでちょっと麻酔に弱いのかもね?
ということで、鎮静剤を使った大腸カメラ検査はあっけなく終わってしまいました。
痛いも痛くないも眠ってしまってたのでなーんも感じませんでした〜。
ただ、人によっては麻酔が効かず痛い場合もあるようです。
なんにしても個人差は出てしまうので、「絶対に痛くない」とは言えないことは頭の隅に入れといてくださいね。
さて、気になる結果は?
大腸カメラでポリープ切除しました
診察室では実際に大腸カメラで撮影した私の大腸内を見ながらの結果発表。
で、なんと!ポリープが見つかって切除したそうです!
6mmくらいのものが1個。
切除する様子も見せてもらいました。
取った後が赤くなってるよ〜
痛そうだけどお腹は痛くないな?
このポリープが良性か悪性かの病理診断結果はまた後日になります。
大腸ポリープ切除後の注意点
これも手術になるので、出血を避けるため当日は自宅で安静に。
翌日までは消化のいい食事、刺激物は避ける。
1週間は飲酒、サウナ、激しい運動は控えること。
翌日まで入浴はシャワー程度。
大腸ポリープの病理診断どうなった?
大腸ポリープを切除してから2週間後に診断結果を聞きにクリニックへ。
ポリープは無くなったとはいえ、落ち着かない2週間でしたね〜。
そして結果は・・・
よかった〜
ですが、「腺腫」ともので、放置するとがん化する可能性もあるポリープだったそうで、1年後にもう一度内視鏡検査をしてフォローしておきましょうねとのことでした。
うだうだ言わずにすぐに検査に行ってよかったわ〜
大腸がんは進行が遅いらしいのですが、早く見つけるに越したことはないので、すぐに精密検査を受けた自分を褒めてあげたいですね。
大腸カメラの費用はどれくらい?
精密検査を受けるのに気になるのはやっぱり費用ですよね。
私の場合は、最初の事前診察と薬代、内視鏡検査とポリープ切除術、病理診断まで全て合わせて約22,000円でした。
ポリープ切除術がなかったらおそらく7,000円くらいだったと思います。
22,000円かぁ、結構かかったなあとは思いますが、命には代えられませんからね。
ですが、ここで忘れてはならないことがひとつ!
ポリープ切除術ってことは、手術?
保険降りるんじゃね?
医療保険が降りました
掛けている医療保険を調べたところ、内視鏡手術でも給付金がもらえる内容だったので請求しました!
結果、診断書が必要で6,000円ほど費用が発生しましたが、25,000円の給付金が支払われたので、実質3,000円程度で済んだことになります。
いやー、ほんの数ヶ月前に掛け替えたばかりの医療保険だったので申し訳ないくらいだったんですが、ありがたいことですね。
大腸カメラ体験談まとめ
今回はポリープが見つかってことなきを得たわけですが、検査の結果、何もなかったら無駄?なんてことはありません!
安心と健康にかけるお金と時間は無駄にはなりません。
要精密検査なんていわれちゃったけど、ほっといても大丈夫だよね〜とか、また今度ね〜とか言わずに、とっとと検査受けに行きましょう!
私もポリープ切除したとはいえ、がんになる可能性のあるものだったわけですから、本当に行ってよかったです。
私の行ったクリニックでは、検査そのものは15分くらいで終わるようですが、休憩や診断などを含めて所要時間は2時間ほどでした。
鎮痛剤がよく効いて全く痛みや不快感はありませんでしたが、当日の下剤と大量の水分摂取が一番の苦行でした。
また、鎮痛剤による無痛検査を受けた場合は眠気が残ることもあるので、その日は自動車・バイク・自転車の運転はしないように注意しましょう。