最近ヨーグルトメーカーを新しくしたことで発酵調味料など作りたいものが増えたので、保存容器について調べる機会が増えました。
で、保存容器の消毒の仕方について、熱湯消毒と煮沸消毒がごっちゃになってる人が結構いるなあ〜と思いまして。
なんて言ってる私も、普通のガラスビンに熱湯をぶっかけかねないうっかり者なので、自分のためにも記録に残しておくことにしました。
今回は、食品を保存する容器の素材別の殺菌方法、電子レンジやアルコール消毒の方法も含めてご紹介します。
なお、この消毒方法は私のやり方であって100%安全を保証するものではないことをご理解の上、参考にしてくださいね!
保存容器の殺菌方法いろいろ
発酵食に限らず、ジャムや手作り調味料などを保存するための容器って、消毒が必須ですよね。
ですが、素材によって適切な殺菌方法も違います。
煮沸消毒って何分くらいするんだっけ?とか、ガラス瓶って熱湯かけちゃいけなかったような・・・。
といった曖昧な記憶を整理すべく調べたことをまとめました。
保存容器を消毒する前にやること
消毒方法の前にまずやることは、容器をきれいに洗う!
そして、容器の材質や耐熱温度、レンジ対応可否を確認。
耐熱ガラスは側面に記載されているものもあります。
ガラスやプラ容器でも本体は電子レンジOKだったり、でもフタはダメとか。
これは本体がガラスで蓋がプラスチックのもの。
見えにくいですが、レンジ・熱湯・食洗機は○、レンジの時はフタを外せと書いてあります。
プラ容器なら底面に書いてあることが多いですよね。
理由は忘れっぽいから、なんですけどね。
レンジOKとか酸に弱いとか、パッケージにしか書いてないのもあるし、めったに見ないけれどあると安心ですよ!
例えばこれは上のプラスチック容器に貼ってあったシール。これを見ると本体は電子レンジOKなのがわかります。
次に材質ごとの殺菌方法をおさらい。
耐熱ガラス容器の消毒
耐熱ガラスは、熱湯消毒か煮沸消毒、アルコール消毒。
電子レンジ可の表示があれば、レンジ消毒もOK。
ガラス容器の消毒
耐熱ではないガラス容器は、煮沸消毒かアルコール消毒。
ガラスは温度差に弱いので熱湯消毒だと割れてしまう恐れあり!
梅酒の瓶などの大物は、アルコール度数の高いお酒(梅酒用のホワイトリカー35度など)か、食器用のアルコールスプレーで除菌。
琺瑯容器の消毒
ホーロー容器も表面はガラスなので、煮沸消毒が安心。
私は、短期間の作り置きならアルコール消毒で済ますことも多いです。
プラスチック容器の消毒
プラスチック容器は、耐熱温度を確認すること。
100℃であれば熱湯消毒、90℃くらいなら熱湯をそれくらいまで冷まして消毒。
それ以下なら食器用のアルコールスプレー。
耐熱温度によって煮沸消毒できるものもあるけど、一時的に柔らかくなるので変形に注意。
煮沸消毒を推奨されているもの(哺乳瓶など)ならOK。
電子レンジ対応のものもあります。
金属製の蓋の消毒
熱湯消毒か煮沸消毒。
煮沸消毒の場合、パッキンがついているものは少し早めに引き上げる。
熱湯消毒と煮沸消毒の違いは?
熱湯消毒は沸騰した熱湯を直接容器にかけるもの。
煮沸消毒は、鍋に入れた水と容器を一緒に煮立てるもの。
例えば、一般的なガラスびんを熱湯消毒すると温度差によって割れることもあるし、プラスチック容器を煮沸すると歪みの原因になったりします。
せっかく保存食や作り置きを作ったのに、保存容器がダメになったらガッカリですよね。
なので、ちょっとだけ注意して、素材に合った消毒方法を選びましょう!
熱湯消毒のやり方
消毒する容器が入る大きさのたらいや鍋に容器を入れる。
沸騰させた熱湯を回しかけ、食品が接触する部分(容器の内側など)を熱湯で満たし3〜5分浸け置きする。
煮沸消毒のやり方
容器がすっぽり入る大きさの鍋に布巾を敷いて容器を入れ、容器が隠れるくらいの水またはぬるま湯を入れて火にかける。
沸騰してから5分ほど煮沸する。
沸騰の泡がぼこぼこと大きくて容器同士がぶつかる場合は、火を少し弱める。
鍋底に布巾を入れるのは、鍋と容器が当たって傷付いたり割れたりするのを防ぐため。
また、プラ容器の場合は鍋に触れた部分が高温になりすぎて変形する恐れがあるので。
容器のぶつかり防止にもなって一石二鳥!
金属フタなどにパッキンが付いている場合は、少し早めに引き上げてください。
消毒後の乾燥
熱湯消毒でも煮沸消毒でも乾燥のさせ方は同じ。
清潔な菜箸やトングで容器を取り出し、
清潔な布巾やキッチンペーパーの上に伏せて余熱で乾燥させる。
菜箸やトングも一緒に熱湯か煮沸消毒しておくと安心!
取り出す時は箸やトングに熱湯が垂れて来ないよう注意してくださいね。
私は、細いビンなど不安定なものは横向きで乾燥させてます。
ホコリが気になるならキッチンペーパーでカバーを!
早く使いたいからと布巾などで拭くとまた雑菌が入ることもあるので、自然乾燥が一番です。
ヨーグルトなどを作るときは少々水滴が残っていても大丈夫です。
消毒を電子レンジでやる方法
耐熱ガラスやプラスチック容器などで、電子レンジ対応のものならレンチンで消毒できて簡単!
お手頃価格で使いやすいものといえば、やっぱりこれかな。
ジップロックコンテナー。
蓋もレンジ対応なのでさらに楽チン!
電子レンジ消毒のやり方
底から2mmくらいまで水を入れ、蓋(レンジ対応の場合のみ)をずらして置いて、600wで1分〜1分半加熱(沸騰するまで)。
取り出すときはめちゃ熱いので注意してね!
フタは電子レンジに対応してない容器も多いので、そういうのは蒸気が充満するようにラップをかけてます。
ラップは密閉すると熱くなり過ぎる気がするので、角にちょっと隙間を開けて。
アルコール消毒のやり方
耐熱温度がわからないものや低いもの、煮沸できない大きなものなどはキッチン用のアルコールスプレーで消毒。
容器に満遍なくスプレーしてキッチンペーパーで拭き取り。
私は拭いている時に手の甲が容器の内側に当たったりするので、手をきれいに洗うことも忘れずに!
保存容器の殺菌方法まとめ
頑張って作った保存食や作り置きをダメにしないためにも、保存容器の消毒はとても大事。
でも、絶対完璧にしなきゃと神経質になり過ぎて、保存食を作ることが嫌になってしまったら意味ないですよね。
私はかなり大雑把な性格ですが、熱やアルコールでの消毒のポイントがわかっていれば、ちゃちゃっとやってもちゃんとできてるようで、長期保存の調味料でも腐らせたことはありません。
(作り置きを食べ忘れてダメにしたことはありますけどね^^;)
保存容器に合った消毒方法で、美味しい楽しい食卓にしてくださいね!