日本のクリスマスケーキも毎年趣向を凝らしたものが出てきて楽しみですが、一味違う海外のクリスマスも体験してみませんか?
今回は、アメリカ、ロシア、オーストラリア・ニュージーランドです。
現地在住の方のレシピもありますよ!
クリスマスのお菓子といえばアメリカではクッキーが定番
多くの移民が集まってできた国、アメリカではそれぞれのお国のお菓子が食べられています。
そしてアメリカでクリスマスといえばフロスティング(アイシングにクリームチーズを足したもの)でカラフルにデコレーションされたクッキーが定番。
Christmas Cookies / Samdogs
そう言えば映画などでは、子供たちがサンタさんにプレゼントのお礼としてクッキーとミルクを用意して待っていたりしますよね。
もう一つ人気のクッキーが<ジンジャーブレッドクッキー>。
ショウガなどの香辛料の入ったクッキーです。
香辛料の強い香りで魔を除け、生姜の効能で無病息災や幸運を祈るという意味もあります。
アメリカでもこのジンジャーブレッドでお菓子の家を作ります。
クッキーやアイシングなどが入ったお菓子の家セットも売られているんですよ。
他には<ペパーミントバーク>というお菓子。
Peppermint bark / SarahSphar
日本ではあまりなじみはありませんが、セミスイートのチョコレートとホワイトチョコを2層にし、その上にペパーミント味のキャンディーを砕いたものを散らしたシンプルなお菓子です。
クリスマスのお菓子がない国も
ロシアでは、クリスマスのお菓子は絶対これという存在がないようです。
良く食べられているのが<プリャニキ>というキャラメルか蜂蜜入りの香辛料で作られた甘いパンで、ジャム入りもあります。
「ロシアン・ジンジャーブレッド」とも呼ばれています。
イタリアのパネトーネがロシアに渡ってきた
<クリーチ>というお菓子もありますが、これは復活祭に食べられるものだそうです。
ちなみにロシア正教のクリスマスは1月7日で、クリスマスより新年を盛大に祝う傾向があるため、特別なお菓子は無いのかもしれませんね。
クリスマスのお菓子は真夏の世界の南半球では?
真夏のクリスマスのオーストラリア、ニュージーランド。
イギリス領であったオーストラリア、ニュージーランドではやはり<クリスマスプディング>。
⇒ イギリスのクリスマスプディングについてはこちらをご覧ください
<パブロバ>もクリスマス定番のお菓子です。
メレンゲを焼いたものの上に生クリームやフルーツを盛ったお菓子。
名前の由来はロシアのバレーダンサーアンナ・パブロバから。
彼女の軽やかな演技を見たシェフが考案し名付けたそうです。
外はサクサク中はふわふわで、フルーツが鮮やかな真夏のクリスマスらしいお菓子です。
Strawberry Pavlova / Me!bourne Mermaid
「絶対失敗しないパブロバのレシピ」
ニュージーランド Mrs.ThanKuのブログより
上記のレシピをご覧の上、挑戦してみてくださいね。
オーブンを150度に予熱しておく。
材料を 全部ボールにいれる。(熱湯は一番始めにいれる)
電動ミキサーでツヤがでるまで しっかり泡立てる。(ボールを逆さにしてもメレンゲが落ちてこなくなるまで)
メレンゲをスプーンですくって ベイキングシートを敷いた鉄板に 丸くおく。
オーブンの温度を125度に下げて 1時間焼くと、表面がパリパリで 中がしっとりのパブロバが完成です。
フレッシュフルーツと生クリームを添えて できあがり!
ポイント
砂糖: 砂糖が入ると粘り気が出で泡の安定性が増すので、パブロバの場合は 砂糖の分量は減らさないこと
コーンスターチ: メレンゲの粘度を高めるのに使います。粘度が上がれば、当然泡は割れにくくなります。
お酢: 簡単に言えばpHの調整。酸を加えることによって、中性になる。(中性の方が泡立ちが良いです)
今年のクリスマスはパブロバにチャレンジ!
最後に
⇒ 世界のクリスマスのお菓子 レシピリンクもあります
⇒ ドイツのクリスマスのお菓子って?食べ方や買えるところもご紹介
⇒ イタリアのクリスマスのお菓子って?食べ方や買えるところもご紹介
⇒ フランス、イギリス、スペインのクリスマスのお菓子は?
素敵なクリスマスをお迎えください。