エコ洗剤の代表「重曹」でひどい鍋の焦げ付きも取れるのか実験しました。
用意した鍋は揚げ物専用に使っている相当に頑固なやつです。
果たして重曹の効果やいかに?
重曹水で焦げ付いた鍋を煮る
今回の実験用の鍋は、揚げ物専用の小型鍋です。
油汚れが何重にも重なって焦げ付いている相当手ごわい相手ですね。
底はもうカチカチ状態です。
重曹は100円ショップに売っているものを使いました。
鍋の焦げ付きには水200mlに対して重曹大さじ1くらいが適量。
一回り大きい鍋に水と重曹を入れます。
今回は水1リットルなので大さじ5+大さじ1(念のため)としました。
思っているよりたくさん重曹を使いますよ。
重曹は必ず水に入れて下さい。
熱湯に重曹を入れると、一気に発泡して吹きこぼれます!
焦げ付いた鍋を入れて火にかけます。
しばらくするとかなり泡立って来ました。
重曹の発泡効果で汚れを浮かせます。
まだ沸騰はしていないのですが、ぶくぶく泡立っています。
(上のレンガは重石ですので気にしないで下さい)
お湯が沸騰してから5分ほど煮続けます。
5分後火を止めてそのまま2時間放置。
重曹水が届かない取っ手付近には重曹を少量の水で溶いたペーストを塗りましたが、これはある程度冷めてからにしましょう。
重曹水のはねでコンロまわりが真っ白になりますが、簡単に拭き取れますので大丈夫です。
重曹で焦げ付きは取れたのか?
約2時間後です。
側面の油の蓄積汚れは、皮をはいだようにぺろんとなっています。
水で流すだけでほぼ取れました。
底のカチカチ状態の焦げは残念ながらイマイチですね。
そこでもう一度、新しい重曹水で煮る、2時間放置をやってみました。
さっきより焦げが浮いているのが分かりますか?
ぺろんと言うわけにはいきませんでしたが、このあと、クレンザーのように重曹を直接振りかけてしばらく置いた後、金属タワシでこすると10分もかからずに落とすことができました。
重曹の効果と努力の結果
見てください!
このピカピカになった鍋。
今回実験に使った鍋は相当蓄積されたカチカチの油汚れの焦げ付きだったので正直期待していなかったのですが、なかなかの結果でした。
ただ、ここまでひどいと重曹水で煮るのを2回、さらに金属タワシでこするをやらないと落ちないですね。
でも結果的にはきれいになったので良かったです。
最後の鍋底の焦げ落としは「簡単」ではなかったですが、重曹で焦げ付きを浮かせていなかったら、10分こすったくらいでは落ちなかったでしょう。
ペーストを塗っておいた取っ手部分も硬めのブラシでこすったらきれいに取れました。
重曹で鍋の焦げ落としまとめ
ここまで放置した鍋をお目にかけるのは恥ずかしかったのですが、重曹の効果をお見せしたかったので思い切って出してみました。
簡単にスルッとというわけにはいきませんでしたが、金属たわしやクレンザーでひたすらこするよりははるかに楽に綺麗にできたと思います。
重曹は結構使いますが、高いものではないですし毎日焦げ落としをするわけでもないので諦めかけている鍋があったら一度お試し下さいね。