冷蔵庫の自動製氷機、夏に向けてフル稼働っと思ったら、なんだか氷がにおうような気がする・・・という経験はありませんか?
もしかしたら自動製氷機の汚れが原因かもしれませんよ。
今回はクエン酸を使った自動製氷機の掃除の仕方と普段のお手入れをご紹介します。
冷蔵庫の氷が臭い?!かびや汚れを洗浄
冬には使う頻度が低くなる自動製氷機。
久しぶりに氷を作ったら、変な臭いがしたりカスのようなものが混ざっていたりして、気持ち悪くて使えないという経験をされた方も多いようです。
常に水が通っている状態だと、カビなども繁殖しにくいのですが、しばらく使わないうちに汚れやカビが溜まっているのかもしれませんよ。
わが家の自動製氷機も半年ほど前にクエン酸掃除しました。
今、特に臭いなどはないのですが、夏に向けて念のため綺麗にしておこうと、もう一度クエン酸掃除をすることにしました。
自宅でクエン酸を使う機会があまりないから、このためだけにクエン酸を買うのはもったいないという方は、製氷機用の洗浄剤も多数販売されていますので、ご家庭に合わせてチョイスしてくださいね。
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クエン酸は掃除用と食用がありますが、綺麗にすすげばどちらでも大丈夫です。
掃除用なら100均でも販売されています。
口に入るものだから心配、という場合は食用クエン酸をお使いくださいね。
ちなみにわが家では、自家製スポーツドリンク用のクエン酸がいっぱいありますので、食用クエン酸を使いました。
自動製氷機の洗浄方法
水 300ml
クエン酸 大さじ1
食用色素(食紅) ほんの少し
※食用色素は、氷の識別のために入れるだけですので無くても大丈夫です。
製氷機の掃除には1〜2日ほどかかります。
製氷ケースに氷がある場合は、ほかの容器に入れて冷凍庫に移動しておきます。
材料をすべて溶けるまでしっかり混ぜ合わせます。
※食用色素は、最初に少量の水で溶いておくと溶けやすくなります。
浄水フィルターが付いている場合は外します。
給水タンクにクエン酸水を入れて、
冷蔵庫にセットします。
氷に色が付くので間違って使うことはないでしょうが、家族が知らずに開けたら「なんじゃこりゃ〜」となるので、メモを貼っておくと安心です。
子供は美味しそうだと思って食べちゃうかもしれませんしね。
数時間で赤い氷ができました。
ちょっとクエン酸のすっぱい臭いがします。
ちょっと食紅を入れすぎましたね。
多くても問題はないんですが、入れる場合はほんのり色づくくらいで十分です。
給水タンクのクエン酸水が無くなったら、次はすすぎです。
給水タンクを洗って水道水を半分くらい入れ、冷蔵庫にセットします。
数時間後、薄いピンクの氷ができました。
すすぎを2回くらい繰り返すと、だんだん氷の色が薄くなって透明になります。
氷に色が混ざらず、すっぱいにおいもしなければすすぎも終了です。
冷蔵庫の製氷機掃除はクエン酸が便利
このクエン酸(または製氷機洗浄剤)の掃除は、頻繁にする必要はありません。
製氷機洗浄剤にも「1〜2ヶ月に1回」とか「2〜3ヶ月に1回」とか書いてあります。
わが家の冷蔵庫は、水が通るパイプが取り外せないタイプなのですが、「製氷おそうじ」というモードが付いています。
1週間以上使わなかったときには、「製氷おそうじ」で水を通してパイプを洗うことができます。
ですので、カビや汚れが心配になる夏前と頻繁に使わない冬場くらいしかクエン酸掃除はやりません。
また、冷蔵庫のメーカーによってはパイプなども取り外せるタイプがあります。
この場合は、氷を作りながら掃除するという面倒なことをしなくても、取り外した部品をクエン酸水で浸け置きすると、汚れやカルキのこびりつきも綺麗になりますよ。
洗い桶や大きめの鍋に、水2リットルに対してクエン酸大さじ3〜4を溶かして、フィルター以外の部品を2時間ほど浸け置きします。
(汚れがひどい場合はもうちょっと濃いめで)
その後、柔らかいスポンジなどでこすり洗いしてください。
※傷がつくとそこにカビが付きやすくなりますので、優しく洗ってください。
フィルターは別に水洗いか、カビが発生しているようなら交換してくださいね。
なお、クエン酸や製氷機洗浄剤による掃除は、冷蔵庫メーカーが推奨している方法ではありません(禁止もされていませんが)。
行う場合は自己責任となりますのでご注意ください。
冷蔵庫の氷 掃除で美味しく清潔に
わが家の冷蔵庫の場合、取扱説明書に書いてある掃除の目安は、
●給水タンク(水洗い)
水道水の場合…1週間に1回
浄水の場合…3日に1回
●製氷皿(水洗い)
1年に1回
●製氷おそうじ(通水)
はじめてお使いの時
1週間以上使わなかった時
となっています。
浄水は塩素を含まないので、雑菌が繁殖しやすくこまめなお手入れが必要となります。
家は浄水を使う時が多いので、給水タンクの洗浄は3日に1回が目安なのですが、そんなにこまめにはやっていないかもです。
ただ、水を入れるたびに洗っているので、給水タンクにぬめりやカビは見たことはないですね。
今回は製氷皿や製氷ケースも外して、きっちりお手入れをしました。
これで気持ちのいい氷ができそうです。
各メーカーによってお手入れできる部分も変わってきますので、今一度取扱説明書をご確認ください。
付属の取扱説明書をなくした場合でも、ほとんどのメーカーのサイトでPDF取扱説明書のダウンロードができます。
最後に
冷蔵庫全体の掃除はこちらの記事をご覧ください。
⇒ 冷蔵庫の掃除時の電源や冷凍庫・製氷機のお掃除のコツ
衛生面が不安で、せっかくの自動製氷機を使わないという方もいるそうです。
清潔で美味しい氷を作るためには、こまめな掃除が大切。
掃除とは言っても、普段のお手入れは水洗いだけですし、給水タンクに水を入れる時についでに洗う、などの一手間で毎日美味しくて安心な氷が使えるなら、そんなに面倒なものでもないですよね。
気になった時には、クエン酸水や製氷機洗浄剤でお掃除を。
ぜひ綺麗に掃除をして、じゃんじゃん美味しい氷を作ってくださいね。