造幣局の「桜の通り抜け」に行ってきました。
土曜でしたが朝早くに行ったのでさほど混雑もせず、ゆっくり見ることができましたよ。
桜の写真とともに混雑状況も参考にしてくださいね。
造幣局桜の通り抜けに行ってきました!
造幣局南門には9:30ごろ到着。
造幣局の桜の通り抜けでは約130品種・350本の桜を見ることができます。
造幣局の桜はほとんどが遅咲きの八重桜です。
八重桜は花びらの数が多く、華やかでかわいい桜ですよ。
八重桜は遅咲きですが、品種によって咲く時期も微妙に違います。
私が行った時は、まだまだ咲き始めで、つぼみしかついていない木もたくさんありました。
造幣局の八重桜は品種も多いので、公開の一週間のうちいつ行っても、どれかが美しく咲いていると思いますよ。
造幣局の桜の写真
●八重紅虎の尾(やえべにとらのお)
フリフリのピンクで女性に人気でした。
葉っぱが出ていて「もう散り始め?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
私も最初はそう思っていました。
八重桜は葉をつけた状態で花が咲くのが特徴です。
なので、ほとんどの木に花とつぼみと葉が同時に付いています。
●大沢桜(おおさわざくら)
華やかですが上品というかおしとやかな感じのする桜ですね。
●一葉(いちよう)
花芯から1本の葉化した雌しべが出ることから名付けられています。
桜の木にそれぞれ名札が付いています。
気に入った桜の名前がすぐにわかるので嬉しいですね。
ところどころ、桜に短冊が下げられています。
通り抜け内にある投句箱に俳句や川柳を投函すると、選ばれた優秀な句が翌年に短冊として吊るされるんです。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
●平野妹背(ひらのいもせ)
京都平野神社境内にあった桜。
花は下向きか横向きに咲くそうです。
品種ごとに説明の立て札があり、由来や特徴が書かれています。
造幣局の桜は品種は多いですが、ほとんどの桜が1〜3本ほどです。
こちらは1本。
●平野撫子(ひらのなでしこ)
こちらも京都平野神社境内にあった桜。
花弁に撫子の花のような切り込みがあることから、この名前になったようです。
そこそこの人出に見えますが、かなり少ない方です。
●帆立(ほたて)
白い桜です。
雄しべの1〜2本が花弁化して、帆を立てたように見えるということですが、写真だとちょっとわかりにくいですね。
●楊貴妃(ようきひ)
つぼみは濃い色ですが、咲くと淡いピンクになります。
色も綺麗で豊満なことからこの名前が付けられたそうです。
●紅手毬(べにてまり)
てまりのように丸く花が咲きます。
手毬と名のつく桜はいくつかありますが、これは濃いピンクなので「紅」なんですね。
このままコサージュにしたいようなきれいな桜です。
●鬱金(うこん)
めずらしい黄緑色の桜。
うこんの根の色に似ていることから名付けられました。
葉の色が枯れ葉のように黄色っぽくて、不思議な桜です。
●蘭蘭(らんらん)
上野公園のパンダの蘭蘭の死を悼んだことと、花のつき方がパンダの毛並みに似ていることから命名されています。
確かに、丸くてかわいい桜で、撮影の人気スポットでした。
●雨情枝垂(うじょうしだれ)
造幣局では珍しいしだれ桜です。
詩人・野口雨情の邸宅にあったことから名付けられています。
●紅豊(べにゆたか)
鮮やかなピンク。
八重桜は花びらがフリルのようなものが多く、女子ウケがいいようです。
あちこちで「かわいい〜」という声が聞こえてきましたよ。
●雨宿(あまやどり)
花が下を向いて咲き、葉陰で雨宿りをしているように見えることから名付けられています。
つぼみのときは淡いピンクで咲くと白なんだそうですが、ピンクと白が混ざった状態で、とても綺麗で人気もありました。
●麒麟(きりん)
濃いピンクの小さな花の塊が密集していて、きれいな桜です。
●夕暮(ゆうぐれ)
夕暮れに美しいといわれる桜。
素敵な名前ですね。
●紅華(こうか)
濃いピンクのグラデーションで、とても華やかな桜です。
●幸福(こうふく)
ふわふわしたかわいい桜です。
造幣局内には2本あります。
見つけると幸せになれるかもですよ。
●牡丹(ぼたん)
2016年の今年の花。
名前は牡丹でも桜です。
ふっくらした花が牡丹を思わせることから名付けられたそうですが、花の名前を花に付けるのもややこしいですよね。
造幣局では毎年今年の花を選んでいます。
通り抜け記念の貨幣セットのデザインにも使われているんですよ。
●小手毬(こでまり)
小さくてまんまるいてまりです。
とてもかわいい桜で造幣局内には2本。
枝が下がって低くなっているので、人気の撮影スポットになっていました。
造幣局桜の通り抜けには130品種の桜があります
品種について詳しく知りたい方は、造幣局のHPに桜樹一覧表があります。
桜の説明と花の様子がわかる写真が掲載されていますので、参考になさってください。
造幣局 桜樹一覧表
まとめ
まだつぼみの桜も多く、満開ではありませんでしたが、華やかな八重桜はとてもきれいでした。
今年はソメイヨシノも開花宣言から満開までの日数が長かったようです。
気候に左右されてしまうので仕方がないですね。
ということは、これからが見頃の八重桜がたくさんあるということです。
気に入った桜があればぜひ本物を見に行ってくださいね。
写真でもおわかりのように、この時間帯でも人は多いように見えますが、混雑時はこの通路が人で埋め尽くされます。
人が多い分、歩くスピードが遅くなりますので、ゆっくり桜を見ることはできますが、立ち止まったり写真を撮ったりは迷惑になりますし、人に押されて危険です。
じっくり桜を観察するには、比較的人の少ない朝がおすすめです。
平日の午前中なら、さらに空いていると思われます。
あと、同僚の話では「私、背が小さいから真ん中通ると人の頭しか見えない」だそうです。
小柄な方は、通路の右か左に的を絞るのもいいかもしれませんね。
造幣局内は一方通行ですが、大川沿いの出口を出て南門に戻れば何度でも通り抜けすることができます。
入場は無料ですのでお時間のある方はぜひ何度もお楽しみください。
造幣局の桜の通り抜けの情報と道案内はこちらをごらんください。
⇒ 造幣局桜の通り抜け 期間とアクセス 混雑や屋台などをご案内
⇒ 造幣局の桜の通り抜けへの行き方と最寄り駅徒歩地図・直行バス
ライトアップや屋台の様子はこちらをご覧ください。
⇒ 夜のぼんぼりライトアップ、金曜夜の混雑の様子は?(2017年)
⇒ 造幣局桜の通り抜け 屋台写真と出店場所・時間案内
⇒ 夜の屋台はお祭り気分。公園の桜もライトアップ(2017年)
くれぐれもご注意ください。