大阪で桜といえば必ず名前があがる「造幣局の通り抜け」。
桜で埋め尽くされた、普段は入れない造幣局の道を歩けるのは1年でこの1週間だけ。
今回は、桜の通り抜けの開催期間や見どころ、ライトアップ、混雑、屋台、アクセス、俳句・川柳、貨幣セットまで盛りだくさんでご紹介します。
造幣局桜の通り抜けは、予約制となっておりますのでご注意ください。
お申し込みはこちら▶︎造幣局ホームページ
造幣局の桜の通り抜け 期間と見どころ
桜の通り抜けとは
毎年4月中旬ごろの1週間だけ、大阪市にある造幣局本局の大川(旧淀川)沿いの通路が一般に開放されます。
一方通行で後戻りできないことから、通り抜けと呼ばれるようになりました。
開催期間は桜の状態により変わり、毎年3月中旬頃に発表され、開花予想は本数の多い「関山」という品種で行われています。
土日を挟んだ平日からの1週間となっていて、4月の第2週から第3週にかけての開催が多いようです。
参考までにここ数年の開催期間はこちら。
2018年 4月11日(水)〜4月17日(火)
2019年 4月9日(火)〜4月15日(月)
2022年 4月13日(水)〜4月19日(火)
2023年 4月7日(金)〜4月13日(木)
開催時間:平日 10:00〜19:30
土曜日・日曜日 9:00〜19:30
●開催場所:造幣局南門から北門への通路(約560m)
入場無料
●申し込み制(先着順)
受付開始日時:3月18日(月)9:00〜
⇒ 造幣局ホームページ
●お問い合わせ
ハローダイヤル Tel:050-5548-8686
(3/11〜4/19、午前9時~午後8時)
開催日前日には、ご高齢の方や体の不自由な方がゆっくりと桜を楽しめる「特別観桜会」も開催されます。
日時:2024年4月4日(木)10:00~12:00
往復はがきまたはメールによる申し込み制・抽選となっていますので、詳細はこちらをご覧ください(造幣局ホームページ)
4月中旬に桜って遅いんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
日本で一般的に見られる桜は、ソメイヨシノで見頃は3月末〜4月初めにかけてですよね。
造幣局の桜は、遅咲きの八重桜が多いので少々遅めで大丈夫です。
安心してお出かけください。
また、造幣局では毎年一品種をピックアップして「今年の花」として紹介されています。
2024年の花は「大手毬(おおてまり)」
数年前の土曜日の午前中に行ってきた時の記事はこちらです。参考にぜひご覧ください。
⇒ 造幣局桜の通り抜け!桜の写真と品種、混雑の様子
造幣局では141品種・340本の桜が560mの通路を埋め尽くしています。
中には、花が密集して「てまり」のように咲く大手毬・小手毬・紅手毬や養老桜などの他では見られない珍しい桜があることも特徴です。
また、黄緑色の桜、「鬱金(うこん)」もあまり見る機会のない桜だと思います。
ぜひ珍しい桜を楽しみにお出かけくださいね!
桜の通り抜けライトアップ
日没後にぼんぼりなどでライトアップされます。
ぼんやりとした灯に照らし出される夜桜もまた格別です。
入場は無料ですので、何度でも足を運びたいものですね。
⇒ ライトアップの様子はこちらの記事で詳しくご紹介しています
俳句・川柳
(2024年の設置は不明、造幣局にお問い合わせください)
桜の通り抜け期間中に投句箱という俳句・川柳の受け付け箱が設置されています。
その中から選ばれた優秀な俳句・川柳が、翌年の通り抜けで桜の木に短冊として吊るされるんです。
俳句・川柳がお好きな方はチャレンジされてはいかがでしょうか。
桜の通り抜け貨幣セット
毎年、未使用の500円から1円までの6種類の硬貨と、年号の入った純銀の銘板1枚をケ-スに入れたものが販売されます。
カバーには「今年の花」と桜の通り抜けの風景や説明が書かれています。
実は私も、かなり以前のものですが1セット持っています。
古めかしいカバーデザインが年代を感じさせますね。
造幣局の桜の通り抜け アクセス情報
最寄駅
京阪電車 天満橋駅 13・14番出口 徒歩10分
地下鉄谷町線 天満橋駅 1・2番出口 徒歩10分
JR東西線 大阪天満宮駅 2番出口 徒歩15分
JR東西線 大阪城北詰駅 2・3番出口 徒歩15分
一番わかりやすいのは天満橋駅です。
いずれかの出口から外に出れば、ぞろぞろと歩く人の群れを発見できますので、ついていけば迷うことはありません。
帰りは北門からになりますので、一番近い駅は、JR東西線 大阪天満宮駅となります。
造幣局内は一方通行ですが、川沿いに出れば屋台を楽しみながら天満橋駅に戻ることもできますよ。
さくらバス
大阪シティバスでは毎年大阪駅、京橋から直行の「さくらバス」を運行しています。
2024年情報は現在まだ出ておりませんが、おそらく昨年同様開催期間中の金〜日に運行されると思われます。
経路は、大阪駅前〜桜の宮橋〜京橋の往復。
造幣局は「桜の宮橋」下車です。
10:00〜20:30の運行で、平日は1時間に最大4本、土曜休日は1時間に最大6本。
大人210円、小児110円。
また、通常運行の大阪シティバスでも最寄りバス停の「桜の宮橋」への路線はあります。
直行バスに比べて少々時間がかかりますのでご注意ください。
造幣局桜の通り抜け 混雑や屋台、注意点
混雑情報
2024年は予約制のため、例年ほどの大混雑はないと思われます。
ちなみに、2023年の入場者数は約15万人。
過去最高だった2005年の100万人に比べればかなりゆったりと見学できると思われます。
予約制でなかった頃の土日や平日の夜桜見物はぎゅうぎゅうな時もありましたが、それもないでしょう。
屋台
※2024年の屋台出店は不明です。
以下の文章は2019年以前のものですが、今後の参考にご覧下さい!
造幣局構内には出店していませんので、ご注意ください。
屋台は、天満橋北詰から造幣局南門までの通りと、大川沿いに多数出店しています。
北門(出口)の手前右(川側)に桜門(公園降り口)があります。
そちらから出れば屋台通りに出られます。
こちらも相当混雑しますが、とてもたくさんの屋台が並んでいますので楽しんでくださいね。
屋台を楽しみながら歩くと天満橋駅に戻れます。
大川沿いにはソメイヨシノがたくさんありますので、運が良ければこちらも楽しむことができますよ。
屋台を調査してきました!こちらをご覧ください。
⇒ 造幣局桜の通り抜け 屋台写真と出店場所・時間案内
⇒ 夜の屋台の様子はこちらの記事をご覧ください
注意点
●駐車場はありません。
付近のビルの駐車場やコインパーキングはありますが、こちらも混雑が予想されます。
周辺道路も交通規制が敷かれますので公共交通機関の利用をおすすめします。
●造幣局構内は、飲食・喫煙・ペット・自転車は禁止です。
●日傘、自撮り棒はご遠慮ください。
●スリの被害もありますので、荷物にご注意ください。
●車椅子を借りることもできますが、台数に限りがあります。
最後に
1年の内のわずか1週間のチャンスです。
ぜひお出かけになって華やかな八重桜をお楽しみください。