映画「シン・ウルトラマン」観てきました。
今回は、TV版ウルトラマンとウルトラQが大好きなウチのダンナさまが、感想と知っておくとニヤッとできるおすすめ予習ポイントをお伝えいたします。
もちろん、TVの旧ウルトラマンは再放送で見てたけど、細かいとこまでは憶えてない私も十分楽しめる面白い映画でした〜。
映画シンウルトラマンの感想
今回は私が映画「シン・ウルトラマン」についてお話しさせていただきます
私は映画は好きですが映画館に行くタイプではありません。
どうせそのうちテレビや動画配信チャンネルでやるだろうしDVDやBlu-rayも出るから、その時まで待って自宅で観る主義です。
でもシン・ウルトラマンに関しては、その時まで待つことができませんでした。
そして結果、わざわざ映画館まで行った甲斐がありました!
ウルトラマンをよく知らなくても娯楽映画として十分楽しめると思う
これからお話しすることは、ネタバレにならない程度の事前情報が知りたいと言う人向けです。
すでにPV他の動画で知れ渡っている事柄に準じていますが、それでもネタバレと感じる人もいるかもしれません。
以下の文章閲覧は自己責任にてお願いします。
もっとも多少のネタバレがあって展開を知ってしまっても、実際に映画を見た際に感動が薄れると言ったこともないと思いますが。
テレビシリーズのうち数話をうまくまとめ上げ、さらに独自性を盛り込んだ形になっています。
大まかに言うと、前半はTV版の数話を編集・リメイク、後半はTVを元ネタにしてるけどアプローチを変えた半オリジナルとでも言いましょうか。
55年前の作品を現代社会に置き換えるとこうなるのかと言うカンジで、TVオリジナルのイメージ・ウルトラマンの世界観を損ねることなく、良かったと思います。
周知のことと思いますが、登場人物や組織などの名称・呼称はウルトラマンと敵以外みんなTVシリーズとは別物です。
ハヤタ隊員も出てきません。
ウルトラマンを含む宇宙人は「外星人」と言う名称が使われます。
怪獣も「禍威獣」で、それに対する組織も科学特捜隊の略称「科特隊」ではなく「禍特対」と、同音なれど字が違います。
英語だと共に「SSSP」という略式表記なんですがね。これもそもそもの名称が違うようです。
あ、庵野さんやったね
ビームガンや垂直降下・離陸のできるジェット機も出てきません。
オレンジ色のユニフォームもなく、みんな自前のスーツ姿で、現場に出るときはSSSPの文字が入った腕章をしています。
TV版と共通しているのは、ちょっと形は違うけど胸に付けてるマークは流星といったところでしょうか。
シンウルトラマン予習ポイントは?
さて、ウルトラマンにはそのシンボルとも言えるカラータイマーがついていないのに、これで期待できるのかシン・ウルトラマン!?と思っていたんですがね、最初の頃は…
ほんまや!カラータイマーない!
ウルトラQ〜ウルトラマン使用曲
や~感動というか感激ですね。
一発目からやってくれたのが、まあオープニングですか。
ウルトラQのタイトルが回転して表記されたのち、ウルトラマンの題字が表れるヤツ。
赤地に白い文字でシン・ウルトラマンと出ますが、その下に「空想特撮映画」と書かれています。
バックに流れる曲もおんなじですよ。
ここ、TVと同じ曲?…ということは!?
本作では、超有名なあのオープニング曲は登場しません。
タイトルが出た直後、ウルトラマンの前作・ウルトラQの登場怪獣(禍威獣)が次々に出現、禍特対が駆逐した旨の報道が流れるシーンが続くんですが(この辺、ウルトラQ→ウルトラマンの時系列に沿ってるんですね)…
製作陣の音楽のとこに宮内國郎の名前があったけど、単に原曲を作った人として名前が載ってると思ってたら…
禍威獣が出てきて禍特対が来てウルトラマンが登場して…
かかってる曲、みんな当時のヤツやん!!
あの頃のウルトラマンやん!!
…
それだけで感動です。
宮内國郎サイコー!
やってくれるわ庵野秀明!
これだけで一気にお話が盛り上がりました。
ザラブ星人との戦闘リアクション
これを知っているともっと楽しめるかも。
PVで周知の、ザラブ星人が登場します。
地球人にコンタクトを取ってきて、ニセウルトラマンになって悪事を働き、本物のウルトラマンに正体を暴露されるという流れはオリジナルとおんなじです。
BGMも戦闘シーンもほぼ同じなんですが…
戦闘シーンがおんなじということは、知ってる人は知っている「ウルトラマンがニセウルトラマンの頭部にチョップする」あのシーンもあるわけです。
このシーン、元ネタ知らない人は、一体何が起こるのか注意して見てみてください。
私は思わず笑ってしまいました。うぷぷ。
怪獣使い回し説
PVには他にもネロンガやガボラといった禍威獣が登場します。
そしてYouTubeで冒頭1分ちょいのシーン(上記のウルトラQの登場怪獣が出現するシーン)が5月28、29日限定で公開されましたが、そこにパゴスというのが出てきました。
これでわかる人はピンときたかもしれません。
この3体のオリジナルの着ぐるみは、バラゴンという東宝の怪獣の着ぐるみを改修して作られたものなんですね。
頭部だけを付け替えているので後ろからだとパッと見、見分けがつかないくらいです。
写真右:TV版ネロンガ 左:TV版ガボラ
基本形態は同じです!
本作の中でもガボラを見た禍特対の船縁由美が、パゴスと同じ頭部であるとか、ネロンガもガボラもパゴスもパーツやオプション的なものを付け替えただけで同じタイプの禍威獣というような表現をしていました。
ほかにも、ウルトラマンは着衣なのか全裸なのか?怪獣はなんで日本にしか出現しないのか?とかも取り上げてましたが、私や友人も子供の頃に思っていた素朴な疑問を、こうして映画の中で「そこを突っつくか」みたいに取り上げているのは、やはり思うところは同じということでしょう。
ちなみに本作において外星人や禍威獣がなぜか日本にしか出現しない理由については、「あー…まあ、それなら納得か」というレベルでメフィラス星人がさらっと答えています。
ウルトラマンのマスクが違う?
PVとはちょっと違う!
注)ネタバレ的なこと
シン・ウルトラマンのマスクはTV版のCタイプに準拠しています。
写真:口の大きいCタイプマスク
で、ウルトラマンが初めて地球に降り立ったシーンをPVで見た人は多いと思いますが…
こんなカンジですね。
ですが、本編であのシーンを見てみると…
こんなんでした!
あ、あれ?
目の雰囲気がなんか違うなあ。
口元も…
って、ここまで踏襲するのか!
芸が細かいな…いや、こだわりか。
さすがや。
感動した!
どんだけ好きやねんって感じやね
と、これ以上は本当にネタバレになるやも知れないので控えますが、とにかく、ウルトラマンが好きなら映画館で観てみてください!
TV版のファンなら、細かい点でニヤリとするところが多々出てくることでしょう。
カラータイマーのないウルトラマンの、地球上では急激に消耗するエネルギーの減りを表現する、その解釈も面白いです。
シン・ウルトラマン!
もう一度見たいと思う映画でした!
Blu-rayが出たら即買いですな!
シンウルトラマンおまけ
エンドクレジットのモーションアクターに古谷敏!?
どうりでウルトラマンなわけや!
うわあああ!
ファンサービスしすぎやろー!!!
庵野秀明…?
何しとん…