数十年ぶりのインフルエンザ発症記録第2弾!
今回は、検査の方法や病院での隔離状況、薬の種類や効果、病院の費用などをご報告します。
私が行ったのは中規模の総合病院。
個人の医院や大病院など、病院によって対応は異なると思われますが、一例として参考にしてくださいね。
⇒ インフルエンザの症状や経過、解熱後の体調などの体験記はこちらをどうぞ!
インフルエンザの検査のやり方は?
年末のある日、突然の発熱にいやーな予感を感じつつ、風邪薬を飲んで寝たものの、翌日も38度を超える高熱。
病院へ行くことにしました。
自宅周辺には個人病院も含め数件の病院があるんですが、年末ということもあり、その日が通常診察の最終日。
翌日以降に何かあったときのため、救急指定されている中規模の総合病院を選びました。
この病院は家族が数回診てもらっていて、病院は古いんですが看護師さんがよく気がつく方が多く、何かあったときはここにしようと思っていたんです。
病院選びって難しいですが、こういうこともポイント高いですよね。
前置きはこの辺にして、病院での様子のレポートを始めます!
私は初診だったので、問診票に記入をして待合室で待っていました。
すると、看護師さんが来てさらに詳しく病状を聞かれ、発熱が始まったのは昨日の何時頃だったのかを確認されました。
インフルエンザの検査は、発症(発熱した時)から12時間〜48時間の間に受けると正確率が高いそうです。
なので「昨日から」とかではなく「何時くらいから?」と大体の時間を確認されたようですね。
看護師さんにインフルの疑いありと判断されたため、隔離部屋に移動するはずだったのですが、空き部屋がないとのこと。
かなり流行っていた時期だったんですね。
幸い私は咳もくしゃみもなかったので、待合室の隅っこの誰もいないところで待つよう言われました。
この時看護師さんがひざ掛け代わりにバスタオルをかけてくださいました。
待っている間も他の看護師さんからのチラチラ様子をみる視線を感じます。
こういうところがこの病院が好きな理由なんですよね。
30分ほど待って、診察室に呼ばれました。
すでにインフルエンザの疑いありだったので、問診も触診もほとんどなく、いきなり検査です。
検査器具は柄の長い綿棒のようなもの。
先生によると「これを鼻の奥に入れますよ。ちょっと痛くて気持ち悪いです」とのこと。
それを鼻にグリグリと差し込まれます。
この綿棒で鼻の奥の粘膜や菌を採取するそうです。
確かに気持ち悪い痛さでした。
何かで切ったりした時のような痛さではなく、ツーンとくる鼻特有の痛さとオエッとなるような気持ち悪さがありますね。
インフルエンザの検査にはいくつかの方法があるそうですが、この綿棒を使う方法は正確性が高いということで採用している病院が多いようです。
インフルエンザの薬の種類で効果に違いはある?
検査後、看護師さんに案内されて小さな部屋に移動しました。
隔離部屋のようです。
インフルエンザの疑いがあると、拡散を防ぐため個室に隔離されます。
一人1室(付き添いの人は一緒に入れるようですよ)で、流行期はあらゆる部屋が隔離用に使われるみたいですね。
私が案内された部屋は救急隊員の控え室のようなところでした。
コンビニにあるようなホットドリンクのケースがあって、缶コーヒーが置いてあったりして(笑)。
普段狭い救急車に乗っている上に、こんな2畳もないような小さな部屋で休憩してるのかと思うと申し訳ないような気になったり。
そんな感じでぼーっとしていると先生が部屋に来て「A型出ましたよ」と。
そこで、薬をどうするか聞かれました。
1. 吸入薬:1回吸入するだけ
2. 吸入薬:1日2回、5日間吸入
3. 飲み薬:1日2回、5日間服用
先生の説明によると、吸入薬は1回吸入するだけでOKだけど、ちょっとコツが必要だそうです。
吸入と聞いてさっきの検査を思い出し、鼻からだと思い込んでしまってビビった私は「飲み薬」をお願いしました。
あとでダンナに聞いたら「吸入は口からだし、薬剤師さんが付いてやり方教えてくれるから大丈夫なのに。何年か前に俺やったやろ」と言われました。
そういわれれば、そうだったような気がする。
1回吸入タイプは「イナビル」という薬で、症状の緩和が早く(個人差あり)、1回のみの吸入で済むため薬の飲み忘れがないそうです。
ただし少々値段が高いようですが、これにしとけばよかったな〜。
ちなみに1日2回の吸入薬は「リレンザ」で、5日間の吸入は必要ですが、イナビルと同様症状の緩和が早いそうです。
飲み薬はおなじみの「タミフル」で、吸入がうまくできない小さな子供や、私のように吸入に不安を感じた人向けですね。
吸入薬に比べてやや効き目が遅いこともあるようです。
インフルエンザの検査や薬の費用ってどれくらい?
その後の診察料の会計も、薬の受け渡しと支払いも全て隔離部屋に担当の方が来て済ませました。
病院の会計はともかく、外部の薬局の方まで隔離部屋に来たのにはびっくりしました。
すべての会計が終わって、帰ろうとした時に「そちらのドアから出てください」と、入ってきた方(病院側)ではないドアを示され、えっ?と思いながらドアを開けると外で、救急車の駐車場。
私にあてがわれた部屋が、たまたまここ(救急隊員の控え室)だったからなんでしょうが、なんだか笑ってしまいました。
「私は病院の中を通るなってことかい!」
まあ、当然の措置なんですが、病院内を通らずそのまま外に出て帰るのが、不思議な感じでした。
病院でかかった時間は、2時間くらいでしょうか。
検査そのものは15分くらいで結果が出るそうですが、インフルエンザで混んでいたらしい(みんな隔離されていて待合室にはあまり人がいなかったのでよくわかりませんが)のと、会計待ちや薬待ちでそれくらいの時間になりました。
今回のインフルエンザにかかった費用ですが、私の場合3割負担で、
病院の診察料(初診料・検査料込み)が、2,060円
薬代(タミフル・解熱剤 各5日分)が、1,300円
合計3,360円でした。
病院によって対応や費用も違うでしょうが、一例として参考になれば幸いです。
まとめ
⇒ インフルエンザの症状や経過、解熱後の体調などの体験記はこちらをどうぞ!
前回いつインフルエンザになったのか記憶がなく、検査も全く憶えていないくらいの何十年も前だったような気がします。
私はインフルには強い!と思っていたのですが、油断は禁物ですね。
インフルエンザにかかると体も辛いし、解熱しても外出できないし、熱で朦朧としていても家族に移さないよう気を使わなきゃいけません。
うがい、手洗い、マスク。
ちょっとしたことですが、予防効果はあります。
体も心も辛い思いをしないよう、予防はしっかりしましょうね!