11月中旬に、母娘で金沢旅行に行ってきました!
観光や旅館、食事など、高齢の母(79歳)のリクエストに応えるべく、計画・実行した全コースと、失敗したことも交えつつご紹介します。
特別なコースではないですが、高齢者との金沢観光の参考になれば幸いです。
個々の観光場所や食事、旅館などの詳細な記事も近いうちに書いていきますので合わせてご覧ください!
金沢一泊二日旅行記!母娘で旅行
実家の母から「金沢に行きたい」との電話が入ったのが9月下旬。
テレビの金沢番組を見て行きたくなった母からのリクエストは「カニ、昔の街並み、お菓子」。
うちの母は80歳を目前にしても好奇心旺盛でとても元気なんですが、膝が悪く足が痛くなりやすいので長時間歩き回るのはNG。
しかも、あちこち行きたがる割には「行けば満足」なのであまりじっくり観光しないという厄介な方なんです。
なので、観光地の滞在時間は短め、移動手段は徒歩少なめで計画しました。
実際に回ったコースは、じっくり観光したい方にはやや慌ただしい感じなので、観光ポイントを絞るか金沢滞在時間を長く取られるといいかと思います。
では、金沢母娘旅行スタートです!
京都〜金沢はサンダーバードで
行ったのは11月中旬の金曜〜土曜日の一泊二日。
出発地点は、京都。
9:00前に母と待ち合わせ、昼前に金沢に到着のゆっくり出発です。
9:09 サンダーバード9号 乗車
実はサンダーバードに乗るのは初めて。
京都駅0番ホームでは、新幹線と違ってホームに何号車乗車口っていう表示が無くて、どこ?と早速迷う。
たまたま撮ってたこの写真を見てあとから気づきましたが、ホームの上にある掲示板に書いてたのね。
見えにくいですがグリーンの文字が号車番号で、ここは4号車ってことですね。
全然気付かなかった。
まあ多分この辺と思ったとこで正解だったので良かったですが。
サンダーバードは乗り心地も良く、2時間もあっという間。
11:14 金沢着
すぐに近江町市場へ向かうつもりが、母の「お土産チェックしたい」の発言で金沢駅にある「あんと」へ。
着いてすぐお土産って・・・と思ったんですが、これ意外と正解かも。
金沢駅である程度チェックしておくと、この後のお土産計画が立てやすいです。
出発前に予習はできますが、実際に見ると思ってたのと違うから別のにしようとかありますからね。
特にお付き合いでお土産が多くなりがちな場合は、ざっと見ておくだけでも安心するようですよ。
ついでにフロアマップや写真入りのおみやげガイドもゲットでさらに安心!
11:40頃 バスターミナル
金沢駅東口を出てすぐのところにあるのがバスターミナル。
路線バスも目的地別に案内があります。
ですが、一旦通り過ぎてお約束の鼓門を撮影。
やっぱりこれを撮っとかないとね。
金沢を高齢者と観光する移動手段は?
金沢の街はコンパクトなので徒歩やレンタサイクルが便利らしいんですが、今回はなんせお年寄りと一緒。
周遊バスもたくさんありフリー乗車券もあるということで、バスを中心に使うことにしました。
バスターミナルの案内所で「バス1日フリー乗車券(500円)」を2日分購入。
3回以上バスに乗るとお得になる乗車券です。
フリー乗車券はバスの中では買えないのでご注意を!
時刻表とルートマップも案内所にあります。
必須です!
金沢観光1日目
近江町市場や兼六園など定番をしっかり巡って、疲れを癒すのは温泉!
ベタな観光ですが、年配の方はガイドブックに載ってるような有名な観光地の方がお好きかも。
11:50頃 金沢駅からバスに乗車
最初の目的地は近江町市場で、ほとんどのバスが通るところ。
ちょうど来た「兼六園シャトル」に乗車。
11:55 近江町市場到着
5分ほどで近江町市場エムザ口に到着。
本日のランチは「いきいき亭」に決めてました。
なぜなら、ここは予約カードに携帯番号を書いておくと、電話で呼び出していただけるのです。
待ってる間に近江町市場を観光できるのはありがたいですね。
この時間だと平日(金曜日)でも、10人以上の待ち列ができているお店が多かったですよ。
13:00 いきいき亭でランチ
芸が無いと言われようが、金沢に来たら一度は食べておきたい海鮮丼!
母は丼より握りが好きなので単品で握りを注文。
ランチは30分程度で食べ終わりました。
13:45頃 金沢21世紀美術館
近江町市場からバスで10分ほどの「金沢21世紀美術館」へ。
ここは私が行きたかったところ。
人気の「プール」は母も面白がってました。
趣味で水彩画を描く母ですが、現代アートはピンとこなかったようで、軽くひと回りした後は椅子で休憩。
残りの展示は私一人で回りました。
母と合流し、美術館にあるカフェで一休み。
まだ時間があったので、香林坊方面へ行こうかと思ったんですが、明日が雨かも・・・と言うことで明日の予定だった兼六園に行ってしまうことにしました。
15:15頃 兼六園
金沢21世紀美術館から道を渡ればもう兼六園です。
母は兼六園だけは何度か来たらしいですが、紅葉時期は初めてということで予定に入れました。
紅葉と雪吊りの始まった兼六園をゆっくり散歩。
あちこちにベンチもあるので、母を休ませつつ高台や奥の方は私一人で回ったり。
16:15頃 タクシーで旅館へ
旅館へは路線バスで向かう予定でしたが、タクシーで行くことにし、兼六園を時間を気にせずゆっくり回ることに変更。
見終わったのはバスにギリギリ間に合いそうな時間だったんですが、バス停がやや離れていたので結局タクシーを使いました。
この日はバスに2回しか乗らなかったので1日乗車券の元が取れなかった・・・失敗失敗。
16:45頃 湯涌温泉到着
宿泊は金沢市街地の南にある湯涌温泉の「あたらしや」。
北陸行くなら温泉がいいよな〜ってことと、カニ懐石プランがあったこと、金沢市街地から移動がしやすいこと、などから決定!
のんびり温泉に浸かって、お腹いっぱいカニを食べて満足〜。
母も温泉のおかげか「足のしびれも無く、よく眠れた」と喜んでくれました。
金沢一泊二日コース、年配連れは臨機応変に
金沢二日目の朝は予報通りの雨。
でしたが、旅館を出発する頃にはポツポツとなり、傘もいらない状態に。
金沢観光2日目
2日目の午前中は兼六園の予定でしたが、前日に行けたので、余裕があったら行こうと思っていた香林坊方面を観光し、メインの茶屋街へ!
9:12 湯涌温泉出発
路線バスで金沢市街へ。
兼六園のバス停から兼六園シャトルに乗り換えて香林坊へ。
10:00頃 長町武家屋敷跡
香林坊バス停から歩いて5分ほどで昔のままのお武家様のお屋敷が並ぶ一帯へ。
雨上がりのしっとりした雰囲気がいい感じです。
雰囲気を楽しみながらさらに10分ほどで、公開されている武家屋敷跡の野村家へ。
お庭を眺めたり茶室などを一回り。
茶室ではお点前の真っ最中でしたが、正座ができない母はちょっと残念そうでした。
お茶室への往復はピカピカの滑りやすそうな石の階段。
老いも若きも手すりを持って慎重に!
この後は、まだ時間の余裕があったので尾山神社にも行くことに。
ここで、香林坊のバス停へ戻るか歩いて行くか迷ったんですが、野村家の近くの和菓子屋さんで聞くと徒歩10〜15分ほどとのこと。
バス停までも同じくらいだし、バスを待つ時間も考えれば直接歩いて行く方が楽だと判断。
ゆーっくり歩いて15分ほどで到着。
11:00頃 尾山神社
尾山神社は神社なのにステンドグラスのある西洋風の門があり、鳥居とのミスマッチがなんとも不思議な場所でした。
母も面白がっていたようで、行っておいてよかったです。
軽く一回りで15分程度。
ちょこちょこお土産やさんをのぞいたりしたので歩き通しではなかったけれど、この時点まで座り休憩なし。
神社の階段の上り下りなどもありましたが、母の足はまだ大丈夫そう。
徒歩3分くらいの南町・尾山神社バス停からひがし茶屋街へ向かいます。
が、バスが来ない〜!
金沢駅行きのバスは次々来るのに、ひがし茶屋街へ行ける周遊バスが時間になっても来ないんですよ。
ひがし茶屋街でランチの予約をしていたのでちょっと焦ったものの、7、8分ほど遅れてようやく来た!
こういうこともあるので、いざとなったらタクシーを使うことも考えておきましょうね!
11:55頃 ひがし茶屋街到着
尾山神社バス停からひがし茶屋街への周遊バスは金沢駅を経由するので、ちょっと時間がかかって25分くらい。
12:00 東山ロベールデュマでランチ
ランチはフレンチレストランの「東山ロベールデュマ」。
母がガイドブックで見て行きたいと言ったお店です。
フレンチですが肩が凝るような雰囲気ではなく、地元食材をふんだんに使った繊細で美しいお料理を堪能!
こちらでは約1時間半、ゆったり贅沢な美味しい時間を過ごしました。
13:40頃 ひがし茶屋街散策
母が一番楽しみにしていた茶屋街。
ですが、この旅行一番の失敗はここでした・・・。
茶屋街が良くないとかじゃなく、土曜の昼に行ったのが失敗。
人人人で、よく見えない・・・。
最初の計画では金曜の午後に来るつもりだったんです。
でも、土曜のランチをここにあるお店にしたので、変更したんですよね。
金沢一番の人気スポットを甘く見てました。
ここまで人が多いとは。
金曜に来てもどうだったかはわかりませんが、もうちょっと少なかったんじゃないかな〜。
母はここで水彩画のための写真を撮りたかったようですが、人が多くていい写真が撮れなくて残念そうでした。
15:00頃 主計町茶屋街
そこで、ちょっと足を伸ばして主計町茶屋街へ。
こちらも風情があるんですがびっくりするほど人がいない!
この写真を撮った後、タイミング良く人力車が通り、母はそれを写真に収められたので喜んでいました。
良かった・・・。
予定よりちょっと早めでしたがこれで金沢観光は終了とし、バスで金沢駅に戻りました。
2日目はバスのフリーパスをしっかり使えました!
15:40頃 金沢駅
後はお土産を買うのみ。
「あんと」でお土産や夕食のお弁当を買い込み、母は宅急便で荷物を送って身軽に。
時間が余ったので、JRの窓口で1本早いサンダーバードに変更。
17:31 サンダーバード40号 金沢出発
列車の中でお弁当を食べつつ、金沢の話で盛り上がりながら帰ってきました。
19:38 京都着
「次に会うのはお正月やね〜」と言いながら、母と別れました。
最後まで元気で疲れた様子もなかったので、ミッションコンプリートできたかな。
ああ、疲れた。
まとめ
高齢の母と行った割には結構たくさん観光できたんじゃないかと思います。
間もなく80歳の母はめちゃくちゃ元気なんですが、膝には人工関節が入っており、足が痛むことも良くあるようです。
今回は母の足にできるだけ負担をかけないよう移動はバス中心にしましたが、母の携帯の万歩計によると1日7〜8000歩ほどで、旅行としては少なめで抑えられたんじゃないでしょうか。
到着を早くすればもう少し休みながら観光することもできますので、同行者に合わせて調整してみてくださいね!
金沢は中心地だけの観光であればコンパクトでとても回りやすいところだと思います。
バスも充実していますが、逆に多すぎて混乱することもあるので、あらかじめルートなどをしっかり確認しておくと安心ですよ。
私の心残りは、のど黒を食べられなかったことと、にし茶屋街に行けなかったこと、スイーツを食べるお腹の余裕がなかったこと。
また次回のお楽しみにしておきます。
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