冬が近づくとホクホクしたあったかーい大根の煮物やおでんが恋しくなりますね。
ところで大根の皮って、どうやって剥いていますか?
ピーラーで一気に?輪切りにして包丁で?
煮物も、皮を利用した料理も、両方美味しく作るなら、手剥きがおすすめです!
今回は、大根の皮をつるん!と簡単きれいに手でむく方法を写真でわかりやすくご紹介します。
手剥きをおすすめする理由もちゃんとあるんですよ!
大根の皮を手でむくってどうやるの?
大根の皮も料理しますので、まず、大根をきれいに洗って、3cm〜4cmくらいの輪切りにします。
縦に3mm深さくらいの切れ目を入れて・・・
親指をぐりぐりねじ込むと、するっと指が入るところが見つかります。
そのまま大根に沿って親指を押し込んで行くと・・・
(私は写真を撮りながらなので片手でやっていますが、両手の親指を押し込んで、大根を手前に回すようにすると簡単ですよ)
こんな風につるんと剥けました。
皮の厚さもきれいに揃っているのがわかりますか?
指が入るところが見つけにくい時は、包丁で切れ目を入れた後に包丁を寝かせるようにして、軽くこじ開けてみてください。
慣れてくれば大根半分や丸ごと1本でも剥けるようになりますよ。
ひげ根のあるところは、そこで引っかかるのでちょっとだけ剥きにくいです。
また、大根が古いと皮と実の隙間がくっついてしまうようで、きれいにむけないことが多いです。
ぜひ新鮮な旬の大根で挑戦してみてくださいね!
面白いくらい簡単にむけて、大根もつるっつるで手剥きがクセになりますよ。
ちなみに、私だけかもしれませんが、皮と実の境目を探す時に上の写真とは逆に、指の腹を大根じゃない側(上向き)にして、爪でひっかけて剥こうとすると、あとで爪と指の間がめちゃくちゃ痛くなります(笑)。
大根を美味しい煮物にするには皮は厚く剥くのがいい!
なぜ大根の皮を手でむくことをおすすめするかというと・・・。
大根を柔らかく美味しく煮るには、皮を厚めにむくのがいいということはご存知でしょうか?
大根の皮の付近にあるスジっぽいところを取り除くことで、口当たりが良くなり、味も染み込みやすくなるんですよ。
大根を輪切りにした時に、外から3mmくらいのところにスジというか、境目のようなものがありますよね。
この辺りまで皮をむくのが目安です。
また、むいた皮を使った料理を作る時も、皮の厚みが揃っていた方が火の通りも味のつき方もムラがなく、美味しくできます。
でも、大根の皮を均一に厚くむくって、料理に慣れている方でもなかなか難しいんじゃないでしょうか。
私も厚いところ、薄いところができてしまいます。
それが、手でむくとちょうど境目のところでむけて、しかも皮の厚みも均一。
実の方もつるっつるできれいに仕上がります。
皮は捨てちゃうという方は包丁でもいいんですが、皮も美味しく食べたいという方には断然手剥きをおすすめします!
大根の皮を使う料理も厚みは均一の方が美味しい
どんな食材でも切り方の大きさを揃えるのが、均一に火が通り味ムラもなく美味しく仕上げるコツですよね。
大根の皮を使ったきんぴらや炒め物、漬物も同じで、厚みを均一にすることでいつもの皮料理がさらに美味しくなりますよ。
大根の皮料理の定番・きんぴらもピーラーで薄く剥いた皮より、厚めに剥いた皮で作ったほうがシャキシャキして美味しいと思います。
こちらの記事では、大根の皮を使った料理のご紹介や冷凍保存・天日干し(切り干し大根)の方法をご紹介しています。
⇒ 大根の皮レシピと保存方法
大根は皮にも栄養がたっぷり。
ぜひ有効活用してくださいね。
最後に
大根は春もまた違った美味しさがあります。
春大根はみずみずしくてシャキシャキ。
皮もきんぴらやサラダが美味しいですよ。
葉っぱも皮も、捨てるところがない大根。
丸ごと1本味わってみてくださいね。