「滋賀県立琵琶湖博物館」へ行ってきました!
博物館ってなんだか難しくて退屈そうなイメージですが、大ナマズやバイカルアザラシのいる淡水水族館、琵琶湖のおいたちや歴史の展示、研究者気分を味わえる体験型展示など盛りだくさんで大人も子供も楽しめるとても面白いところでしたよ。
夏休み中だったので、自由研究のための小学生でいっぱいでしたが、みんな楽しそうでしたよ。
※琵琶湖博物館はリニューアルされたため、記事内容と現在の様子が違う場合があります。
ご了承ください。
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<水族展示室> ナマズやアザラシと出会える
琵琶湖博物館の人気は淡水にすむ魚や生き物を展示した水族展示室です。
琵琶湖の固有種であるビワコオオナマズや、海外の淡水の生き物も展示されています。
その中でも一番の見所はこのトンネル水槽。
この日もたくさんの人たちが魚に見入っていました。
元気に泳ぐフナやコイ、水底でじっと動かないナマズやウナギもいますよ。
自然に近い形での展示も多くあります。
これなんかは水槽が外で人間が中という、どっちが見られてるんだかの状態ですね。
古代湖のコーナーではバイカル湖、タンガニーカ湖、マラウィ湖の生物も展示されています。
世界で唯一、淡水にすむバイカルアザラシ。
一頭は昼寝中?もう一頭はひたすら水槽内を往復してました。
バイカルアザラシは撮影はOKなのですが、アザラシのストレスとなってしまいますのでフラッシュ撮影は禁止です。
アザラシに限らず、生き物を撮影する際にはフラッシュを使わない優しい撮影を心がけてあげましょうね!
琵琶湖の主といわれるビワコオオナマズ、チョウザメがいっぱい泳ぐ古代魚の水槽もあります。
水槽魚以外では水鳥(かいつぶり・ゆりかもめ)、カエル、カメ、貝類もいます。
ザリガニや魚に触れる「ふれあい体験室」もあります。
湖にすむ小さな小さな生き物にスポットを当てた「マイクロアクアリウム」。
ミジンコやクラゲ、ヒドラなどを展示。
顕微鏡で観察できるコーナーやシアターもあります。
滋賀のおすすめスポット 琵琶湖の歴史を知ろう
琵琶湖博物館はそれぞれの展示室内は順路がありますが、どの展示室から見るかの順番は特に決まっていないようです。
ただ、A展示室「琵琶湖のおいたち」、B展示室「人と琵琶湖の歴史」、C展示室「湖のいまと私たち」の順で見ると、分かりやすいと思います。
<A展示室> 琵琶湖のおいたち
琵琶湖博物館の順路の一番最初にある「A展示室」では、滋賀の大地や琵琶湖がどのようにしてできたのかを展示。
大きな岩や骨格標本、化石がたくさん展示してあり、興味が尽きません。
これは「黄河象」のレプリカ骨格。
これが琵琶湖にいたわけじゃないんですが、三重で発見された「ミエゾウ」ととても近い種類なんだそうです。
琵琶湖周辺地域で見つかった鉱石や貝・植物・ゾウの化石の展示もたくさんありました。
ゾウが生きていた頃の風景を再現したコーナー。
研究室を模したコーナーでは子供たちが顕微鏡や標本に興味津々。
<B展示室> 人と琵琶湖の歴史
人々が琵琶湖とともにどのように暮らしてきたのかを展示するコーナー。
湖上運送の主役であった丸子船。
漁で使われていた道具や、漁の様子の展示もあります。
昔の家の再現もあちこちにあり、子供達も不思議そうに見て回っていました。
<C展示室> 湖のいまと私たち
C展示室に入ると360度ぐるっと展示パネルがあり、琵琶湖に関する情報のあれこれが一回りでわかるようになっています。
(琵琶湖の形、水質の変化、蜃気楼について、博物館に寄せられたおすすめの琵琶湖風景の紹介など)
琵琶湖の周りに群生する植物「ヨシ」にスポットを当てたコーナーでは、ヨシのにおいを嗅いでみるなんていうものもあります。
においといえば、ふなずしのにおいを嗅いでみようなんていうのもありましたよ。
田んぼの中や川・森にすむ生き物の展示を通して、人間との関わりなどを紹介。
日本最小のネズミ「カヤネズミ」もいます。
昭和30年代の暮らしを再現したコーナーでは、現代の暮らしとの変化の大きさを紹介しています。
琵琶湖水系にしかいない生き物や琵琶湖に生息する生き物たちの実物やレプリカの標本展示。
<ディスカバリールーム>
大きなザリガニのオブジェが目を引く体験ルーム。
ザリガニになって餌を捕ったり、本物の化石に触れるなどの体験ができるコーナーがあります。
<図書室>
中には入らなかったのですが、図書室もありました。
琵琶湖博物館は子供も大人も楽しめる
一通り見て回れば琵琶湖のことがほとんどわかるというくらい、琵琶湖に関することをぎゅっと詰め込んだ面白い博物館です。
ざっくり見て所要時間は約2時間くらい。
歴史や自然が好きでじっくり見てまわるなら、半日くらいはあっという間に過ぎてしまいそうな感じです。
夏休みということもあって、子供達で結構な混雑でした。
小学生たちは自由研究目的で来ていると思われる子達も多かったです。
博物館なんて子供には退屈じゃないかなと最初思ったのですが、親に言われてではなく、自分からすすんで写真を撮ったり資料を覗き込んだり、お父さんに質問したりと、みんな結構楽しそうでしたよ。
もっと小さい子達は魚を見て嬉しそうにしていました。
今回は行かなかったのですが、屋外展示もあって体験学習を行うための生活実験工房や田んぼ・畑、メタセコイヤなどのある太古の森、常緑広葉樹の縄文・弥生の森などがあります。
館内にはブラックバスやなまずの料理が食べられるレストランもありますよ。
お弁当を食べるスペースやミュージアムショップもあります。
徒歩5分くらいのところには、ハスの群生地で有名な「水生植物公園みずの森」もあり、博物館との共通入場券だとちょっとお得です。
最後に
⇒ 料金や所要時間、無料の日やアクセス・周辺情報はこちらをどうぞ
⇒ 琵琶湖博物館のお土産 オオナマズ・バイカルアザラシグッズ、化石、お菓子など
琵琶湖博物館は、ほとんどのものについては撮影OKなので、自由研究も家に帰ってからさらに研究を深めることができますよ。
ただし、生き物を撮影する際はストレスを与えないよう、フラッシュ撮影は止めましょうね。
室内施設がほとんどなので、雨の日や暑い日寒い日も関係なく楽しめる博物館。
ぜひお出かけください!
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