世界の各地で食べられているクリスマスのお菓子ってどんなものか気になりませんか?
今回は世界のクリスマスのお菓子〜イタリア編〜として、代表的なパネトーネやパンドーロってどんなものなのか、どこで買えるのかをご紹介します!
クリスマスのお菓子にイタリアでは何を食べる?
イタリアのクリスマスのお菓子の代表といえば「パネトーネ」と「パンドーロ」。
クリスマス時期になると、スーパーマーケットなどに山積みにされます。
一般的なパネトーネは縦長の筒型、パンドーロは8芒星(8角形の星型)の山形のパン菓子。
どちらもイタリアの12月には欠かせないお菓子となっています。
イタリアでは自分で買ったり、手土産をもらったりで家の中にパネトーネとパンドーロがどんどん増えていくそうです。
それに負けないくらい、朝食にデザートにお茶菓子にと、どんどん消費されるんですよ。
面白いですね。
パネトーネの発祥はミラノとされており、パンドーロはヴェローナの家庭で作られていたお菓子と言われています。
イタリアでは、好みがパネトーネ派とパンドーロ派に分かれるそうですが、一度食べ比べてみてくださいね!
パネトーネ、パンドーロはどこで買える?
パネトーネはパン屋さんでも見かけることが多くなりましたが、パンドーロはまだ取り扱いが少ないようです。
全国展開しているパン屋さんだと「ドンク」で、両方販売されています。
輸入食材を取り扱っているお店ものぞいてみてくださいね。
確実に手に入れるなら通販がおすすめですよ。
クリスマスのお菓子パネトーネってどんなもの?
パネトーネは、パネトーネ菌という保水性や防腐性に優れた酵母を使って焼かれたしっとりしたブリオッシュ生地のパン菓子で、オレンジピールなどのドライフルーツが入ったほんのり甘いパン。
パネトーネ菌を使うと、なんと6ヶ月経っても美味しく食べられるものもあるんだとか。
(製法によって日持ちは変わりますので、必ず消費期限の確認をしてくださいね)
クリスマスの4週間前に各家庭で焼かれて親族や友人に配る習慣があり、家の中がパネトーネだらけになっていたそうです。
しかし、現在では手間がかかるためパン屋さんで購入するのが普通となっています。
どこの国でも同じなんですね。
最近では、チョコチップ入りやクリーム入り、ナッツ入りなどバリエーションが豊富になっているそうですよ。
ちなみに、小さなサイズのパネトーネは「パネトンチーノ」と呼ばれます。
なんだかかわいいですね。
イタリアではパネトーネよりパンドーロ?
#pandoro #homemade / Leonardo Angelini
パンドーロは卵黄とバターがたっぷり入った黄金色の大きなスポンジケーキのようなパン菓子です。
パンドーロ(Pnadoro)とは「金色のパン」という意味。
中には何も入れず、星型に焼き上げられています。
パネトーネ同様、パネトーネ菌で発酵させたパンドーロは1ヶ月ほど日持ちがするそうですよ。
(製法によって日持ちは変わりますので、必ず消費期限の確認をしてくださいね)
イタリアではパネトーネよりもパンドーロが好きっていう人も多いんだとか。
また、パンドーロは食べる前にちょっとしたイベントがあるんですよ。
パンドーロには、別袋で粉砂糖がたっぷり付属していて、食べる前に大きな袋に入ったパンドーロに粉砂糖を全部振りかけ、袋ごと振り回してまんべんなく粉砂糖をまぶしつけます。
子供は大喜びしそうですね。
通常は縦に切り分けて食べることが多いのですが、横にスライスすると星のような形になります。
横に切った星形を少しずつずらして重ねるとクリスマスツリーのようになるので、最近では横に切って飾り付けをするのが流行っているそうですよ。
パンドーロもイタリアではチョコチップ入りやクリーム入りなど、様々なバリエーションのものが販売されています。
大きくて一度では食べきれないこともありますので、パンドーロが入っていた袋は捨てずに保存用に使いましょう!
パンドーロの小さいサイズは「パンドリーノ」と言います。
最後に
コーヒー、紅茶はもちろん、ワインにも合うパネトーネやパンドーロ。
照明を落として、お家でゆったりイタリア気分に浸るクリスマスも楽しそうです。
クリームたっぷりのクリスマスケーキも魅力的ですが、今年はちょっと大人のクリスマスも楽しんでみてはいかがでしょうか?