ウチのダンナ様による “外付けテンキーを左手デバイスにしてみたシリーズ” 第2弾をお届けいたします。
今回はテンキーに任意のショートカットキーを割り当てる方法!
無料ソフトで超簡単にサクッとできちゃうらしいですよ。
では、ダンナ様どうぞ!
Karabiner-Elements
外付けテンキーを左手デバイスにしてみた〜ソフト編〜始めます
私はパソコンとペンタブでデジタル画を描きますが、ショートカットが使える左手デバイスがあったら便利なのになーと常々思っていました。
クリスタやIllustrator、Photoshopなど複数のソフトで共通して使えると言うことないんですが、そんな都合のいいモノなかなかありません。
そう思って探してみたら、ありました。
テンキーに任意のキーを割り当てられるmac用のアプリケーションソフト、Karabiner-Elements。
と言うワケで今回は、数字ばっかりのテンキーを、Karabiner-Elementsを使ってどういう手順で左手デバイスにしたのかって言うオハナシです。
Karabiner-Elementsはmac用の無料ソフト。
お使いのmacで認識できるキーボード・テンキーなら、有線無線にかかわらずキーの変更ができます。
バージョンアップを繰り返しリリースされていて、現行のmacOS12にも対応。
サポートは終わっていますが古いOSでも使うことはできます。
うちのmacはOS10.13(High Sierra)なので、Karabiner-Elements12.1.0をインストールしました。
私が左手デバイスとして選んだのは、3coinsのBluetoothテンキー。
デバイス名は「BT No.」。
macOS10.13以降で使えます。
テンキー割り当ては超簡単
Karabiner-Elementsをインストールして起動させると、Karabiner-Elements Preferencesが開きます。
このソフト、いろいろ便利にカスタマイズできるようなんですが、私はとにかくテンキーに⌘や手のひらツール(スペースバー)なんかを割り振りたかったので、ごくごくシンプル・簡単な使い方をしています。
まず、上の段に複数並んでいるメニューの中から「Simple modifications」を選びます(1)。
その下の段「Target device」の横にあるFor all devicesと表示されたプルダウンメニューをクリックすると、接続したテンキーが表示されているのでそれを選択(2)。
左下の「Add item」を押すと、押した分だけプルダウンメニューが現れます(3)。
要らなければ、右にあるRemoveで削除できます。
左の「From key」から指定の箇所のキーを選んで、右の「to key」から変更したいキーを選びます。
今回変更するのはテンキーのキーパッドなので、「Keypad keys」の中からキーを指定します。
数字だからと「Number keys」とか、「Controls and Symbols」の中からhyphenやslashを選んでも反応しないので要注意。
ちなみに、BackSpaceに関しては「Keypad keys」の中に存在しませんが、「Controls and Symbols」にある「delete_or_Backspace」を指定して大丈夫です。
「From key」で変更したいキーを選んだら、あとは「To keys」の方で、割り当てたいキーを選択するだけです。
「Letter keys」のAとかSとかZとか、「Modifier keys」にある「Left_command」とか「Left_shift」とかですね。
LeftとRightの二つありますが、どっちでも問題ないです。
こんな具合に全てのキーを任意のものに変更するだけ!
簡単です!
テンキーを左手デバイスにできた!
私が割り当てたのがこちらです。
NumLockキーにはあえて割り当てずそのままにして、NumLockの切り替えで元の←↑↓→なんかのキーが使えるようにしてます。
もちろんこれらNumLock切り替えで使える元のキー、矢印やHome、Endなどにも割り当てが可能。
つまり、NumLockを切り替えることで1つのキーに2つ割り当てることができるキーもあるということ。
これらのコマンドは多くのお絵かき・デザインソフトでほぼ共通してますからね。
全選択や選択解除、取り消しにやり直し、コピペにグループ化、保存や別名保存なんかですね!
キーボードの左半分を集約したってカンジです。
私にはこれで十分ですが、Karabiner-Elementsの機能は他にもあると思うので、いろいろ試してみてもいいかもしれませんね。